はじめに
11月上旬に家族で越後の紅葉を見に行く1泊2日のツアーに参加しました。
初日は、東京から観光バスで新潟県まで行き、南魚沼郡湯沢町の大源太湖と魚沼市の奥只見湖の紅葉を見に行きました。宿泊先は六日町温泉・むいか温泉ホテルでした。
翌日は八海山と清津峡の紅葉を鑑賞してまたバスで東京へ戻ってきました。
旅程1日目
朝早く東京都内を観光バスで出発して新潟県へ向かいました。
最初の紅葉スポットは南魚沼郡湯沢町の大源太湖でした。
大源太湖
大源太湖は、大源太川を日本初のアーチ式ダムでせき止めてつくったダム湖です。大源太山などの豊かな大自然に恵まれて、秋は紅葉の名所になっています。


当日は小雨模様で空も雲で覆われていましたが、山の上の雪景色、中腹のオレンジ色の紅葉、そして手前の麓の緑の林と珍しい三段紅葉の風景を見ることができました。しばし周辺の散策も楽しみました。

昼食は途中で休憩したドライブインで買い込んでバスの中でいただきました。
次に向かったのは魚沼市の奥只見湖です。
奥只見湖
奥只見湖は、全国有数の貯水量を誇るダム湖で、江戸時代に銀鉱があったことから「銀山湖」とも呼ばれています。11月上旬まで秘境の絶景の紅葉が楽しめる湖上遊覧船観光が大人気です。
下は駐車場付近のちょっとした紅葉風景です。

下の写真は駐車場からダムの上にある遊覧船乗り場近くまで観光客を運んでくれる可愛いケーブルカーです。あまり速度が速くなくまた距離が短かったので私たちのツアーグループは遊歩道を歩いて登って行きました。

左下は遊歩道を登り切ってダムの上部を見た風景です。右下は出発直後に遊覧船からみた風景です。

当日は残念ながら雨がかなり降っていましたが、船頭さんによるとまさに紅葉のピークだったそうです。

遊覧船の窓は人の熱気で曇っていたので、後ろの狭いデッキに行って撮影しました。
下はその時の動画ですが、雨水が垂れている中で半分雨に濡れながら紅葉を撮影しました。お天気が悪い中でしたが山々を埋め尽くす紅葉は息をのむほど見事で圧巻の絶景を楽しむことができました。
その日は六日町温泉・むいか温泉ホテルに宿泊しました。
夕食は寿司、ローストビーフ、天ぷら、刺身などの美味しい和洋バイキングをいただきました。もちろん越後の温泉にもゆったりと浸かることができました。

旅程2日目
次の日は朝から快晴の好天気になり昨日の雨が噓のようでした。バスで八海山のロープウェイ乗り場まで行きました。
八海山
八海山は、標高1,778mの勇姿を誇り、六日町のシンボルで古くから山岳信仰の山として多くの信者が登ってきた霊山です。日本二百名山の一つであり、越後駒ヶ岳、中ノ岳とともに越後三山の一つとしても知られています。
ここは秋は南魚沼市人気の絶景紅葉スポットです。美しい景色の中を約5分間ロープウェーで登り、山頂駅からさらに約5分ほど階段を上ると360度のパノラマ展望台があります。快晴の日には、ここから上信越の山々や日本海、佐渡島まで見渡すことができるそうです。
下の写真はロープウェイ乗り場付近から山を見上げて撮影した絶景です。

八海山ロープウェイ乗り場です。

右下はロープウェイの登りの時に八海山方向の風景を撮影したものです。完全に逆光ですが太陽の光が紅葉に降り注いでいるように見えます。

この時の動画を下にご紹介します。
下は一番高い展望台から見た周りの風景です。

八海山の方向には左下にお堂が見えました。

お堂の建物とその向こうにあった八海山大神の石像です。

ロープウェイの頂上駅付近の紅葉です。多くの観光客で賑わっていました。

ここで周囲を見渡して撮影した動画を2本掲載します。紅葉が太陽の光に照らされて美しく輝いていました。
下の写真はロープウェイで下っていくときの風景です。

この下りの景色の様子を撮影した動画を2本掲載します。

下の写真は下りのロープウェイを降りて、駐車場までの遊歩道を歩いていく途中で写した周囲の風景です。ここでも三段紅葉を見ることができました。

ここで撮影した周囲の風景の動画です。のどかで素敵な場所です。

変化に富む山肌が素敵です。

八海山のロープウェイから見た紅葉、展望台から見た紅葉、麓から見た紅葉はどこもとても綺麗でした。また山々の姿も見事でした。とにかくお天気が最高で気持ちの良い紅葉見物の散策ができました。
下の写真は南魚沼で食べた昼食で新潟名物のへぎ蕎麦です。
「へぎ」と呼ばれるおおきなせいろに一口ずつ盛り付けられます。つるりとした喉越しとコシの強さが特徴で、新潟県の魚沼で生まれたと言われています。織物の町だったことから織物に使う布海苔をつなぎに用いたところ、この独特の弾力が出たそうです。
とてものど越しの良いおいしいお蕎麦でした。

昼食後は次の観光スポットである清津峡の紅葉を見に行きました。
清津峡
清津峡は、黒部峡谷、大杉谷とともに日本三大峡谷の一つとして知られています。川の両側に切り立つ巨大な岩壁は全国有数のV字大峡谷で、国の名勝・天然記念物にも指定されています。
雄大な柱状節理の岩肌と清津川の珍しい景観は秋には紅葉の渓谷美として楽しめます。またトンネル内部はアート作品として改修されています。

トンネルを10分ほど歩いていくと突き当りになります。ここはSNS等で話題となった撮影スポットです。

左下はトイレで中からは外が見えるようになっているそうです。右下もアート作品の横穴です。

横穴の先からは柱状節理の岩と川を見ることができます。

岩の上に紅葉した木々が張り付いています。

ここのトンネルの構造が分かるようなパネルが展示されていました。途中数か所の横穴があります。横穴の先端は峡谷が覗けるような展望所になっていました。昔は、柱状節理の岩と川の景観を見るために崖に沿って作った細い道を歩いていかなければならず、転落事故を契機にこのトンネルが掘られたとのことです。

トンネルの出入り口を外に出た付近の風景です。

この辺りの周辺の風景を動画で撮りました。紅葉の木々に覆われた山々、峡谷が素敵でした。
清津峡は柱状節理の岩肌と紅葉の競演が見られる珍しい場所でした。
おわりに
今回の2日間の越後ツアーでは、初日が雨で次の日がほぼ快晴という極端なお天気の中での観光でした。紅葉やその他風景はやはり何といっても明るい太陽のもとで色鮮やかに輝く時に特に感動できるものだと思いました。
今回のツアーは、紅葉を遊覧船から見たり、ロープウェイから見たり、またトンネルから見たりと変化にとんだ楽しい紅葉見学ツアーになりました。