今回のカナダ・アメリカ西海岸旅行のポイントは
夏休みに家族で日程を調整して9日間の海外旅行へ行くことになりました。家族皆大自然が大好きなので今回はカナディアンロッキーとアメリカ西海岸のヨセミテ国立公園に行くことにしました。どちらも今がベストシーズンです。
自分で計画し、乗り物、ホテル、レストラン、現地ツアーなどを直接予約することで好きなときに好きな場所で好きなことができるうれしい個人旅行です。
今回の観光旅行のポイントは下記の通りです。
- カナディアンロッキーに4泊し主な観光地をほぼすべて網羅する
- カナディアンロッキーでは憧れのバンフ・スプリングスとジャスパー・パークロッジにそれぞれ2泊する
- 全米人気No.1のヨセミテ国立公園で1日観光する
- 大人気の港街であるバンクーバーに1泊する
- 日本からの航空機と現地航空機はすべてエアカナダとしカナダの雰囲気に浸る(日本~バンクーバー間はビジネスクラス)
カナディアンロッキーのペイト湖(左)とアメリカのヨセミテ国立公園(右)
大まかな旅程
下記のGoogle地図に今回の観光旅行の大まかな旅程を示しました。地図では青色の線が飛行機でオレンジ色の線がバス移動を表しています。
まず成田からカナダのバンクーバーまで飛行機で行き、バンクーバーで国内線に乗り換えてカルガリーへ行きます。カルガリーからはカルガリー発バンフ行バス(Banff Airporter)にてバンフまで行きます。
その後バンフ~ジャスパー移動観光ツアー(VIATOR/ SunDog Tours、英語ツアー)で各所を観光しながらジャスパーまで行きます。
カナディアンロッキーの観光を終えたら、ジャスパーからジャスパー発エドモントン空港行きバス(ARAプロフェッショナルトラベル/ SunDog Tour)に乗ってカナダのエドモントンまで行きます。
次にエドモントンからアメリカのサンフランシスコまで飛行機で移動します。ヨセミテ観光を終えたらサンフランシスコからカナダのバンクーバーへ飛行機で戻ります。
バンクーバーで観光を楽しんだ後、そこから成田へ向けて帰国のフライトとなります。
実はこの旅程はカナディアンロッキーのバンフスプリングス・ホテルが何とか2泊予約できた日を基準にしてつくられたものです。とにかくこのホテルは世界中の人々に大人気であるために夏のベストシーズン中は予約が相当に難しくなっています。
聞くところによると、以前マリリン・モンローが映画『帰らざる河』のロケの時に宿泊していて、ある日突然ロケを取りやめにして1日中このホテルのゴルフ場などで過ごしたというエピソードがあるくらい魅力的なホテルとのことです。
今回も半年ほど前から何度も部屋の予約状況を確認し、ようやくこの2連泊が確保できたという経緯があります。
幾つかの旅行会社のカナディアンロッキー観光団体ツアーの旅程を見てみましたが、これに近い内容のものは見つかりませんでした。まさに個人旅行ならではの「行きたい所に行く」いいとこ取りのユニークな旅程になっています。
なお、飛行機の予約ですが予約サイトを使うことなくすべてのフライトについて直接エアカナダで予約を取りました。この方法が一番確実で安心です。
利用した現地ツアー
今回カナダやアメリカで次のような現地ツアー、移動手段を利用しました。バンクーバーのGrouse MountainのSkyride以外は、すべてあらかじめ日本からWEBで予約しました。括弧の中は仲介サイトと現地催行会社です。
- カルガリー発バンフ行バス (Banff Airporter)
- ヨーホー国立公園観光ツアー(トロコツアーズ、日本語ツアー)
- バンフ~ジャスパー移動観光ツアー(VIATOR/ SunDog Tours、英語ツアー)
- ジャスパー国立公園(マリーン湖等)観光ツアー(VIATOR/ SunDog Tours、英語ツアー)
- ジャスパー発エドモントン空港行きバス(ARAプロフェッショナルトラベル/ SunDog Tour)
- ヨセミテ国立公園観光ツアー(トラベルドンキー/EXTRANOMICAL TOURS、 英語ツアー)
- Grouse MountainのSkyrideと市内送迎バス (予約なし現地支払い、英語ツアー)
現地ツアー・移動手段については言語は英語です。ただしヨーホー国立公園観光ツアーだけは日本人経営の日本語ツアーとしました。
この会社のこのツアーの宣伝内容を見ると他の英語ツアーとは違って小型のバスで裏道を回るのでおもしろい景色が見られたり、野性の動物に出会えるかもしれないということでした。
英語現地ツアーのメリットとデメリット
ところでここで少し脱線ですが、英語現地ツアーのメリットとデメリットを見ておきたいと思います。
英語現地ツアーのメリットは次のようです。
- ツアーの種類が豊富である
- ツアー代金が日本語ツアーより安い
- 世界中から参加した人たちと交流できる
一方英語現地ツアーのデメリットは次のようです。
- 英会話ができないと十分楽しめない
- 日本語ツアーと違って1~2日前にreconfirmation(再確認)の電話を要求される
このデメリットの最後の2のreconfirmation(再確認)の電話ですが、旅行中にはうっかり忘れることは許されず(再確認しないと勝手にキャンセルされることもあり)とてもわずらわしいものです。今回下記の4つのツアーで要求されました。
- バンフ~ジャスパー移動観光ツアー(VIATOR/ SunDog Tours、英語ツアー)
- ジャスパー国立公園(マリーン湖等)観光ツアー(VIATOR/ SunDog Tours、英語ツアー)
- ジャスパー発エドモントン空港行きバス(ARAプロフェッショナルトラベル/ SunDog Tour)
- ヨセミテ国立公園観光ツアー(トラベルドンキー/EXTRANOMICAL TOURS、 英語ツアー)
上の3つは SunDog Toursに、最後の1つがEXTRANOMICAL TOURSに現地で電話をする必要がありました。このわずらわしさを避けるためにSunDog Toursには日本を出る直前にメールにて再確認を済ませました。
しかしEXTRANOMICAL TOURSはメールアドレスが見つからず残念ながら現地での電話を余儀なくされました。
また、デメリットの1の英会話の件ですが、昨年ハワイで英語ツアーに参加した時のことです。お婆さんとその孫と思われる若い女性が参加していて、その孫がガイドの話をお婆さんに逐一優しい言葉で通訳をしてあげていました。とても微笑ましい光景でした。
ちなみに私の家族は幸運にも皆英会話が大丈夫なのでいつも優先的に英語の現地ツアーを楽しんでいます。
現地ツアーの仲介サイトと現地催行会社
脱線のついでに現地ツアーの仲介サイトと現地催行会社について少しふれておきたいと思います。上の3つのツアー、
- バンフ~ジャスパー移動観光ツアー(VIATOR/ SunDog Tours、英語ツアー)
- ジャスパー国立公園(マリーン湖等)観光ツアー(VIATOR/ SunDog Tours、英語ツアー)
- ジャスパー発エドモントン空港行きバス(ARAプロフェッショナルトラベル/ SunDog Tour)
ではお分かりのように仲介サイトは違っていても結局一つの同じ現地催行会社であるSunDog Toursに行き着いています。SunDog Toursはジャスパーを拠点にカナディアンロッキーで観光ツアー、トランスポーテーション、送迎などを幅広く手がけているようです。
仲介サイトが間に入ると手間が増え間違いも起こりやすいので、次にカナディアンロッキーへ行く機会があれば、今度は直接SunDog Toursに予約を入れようと思っています。
宿泊ホテル
- Fairmont Banff Springs(フェアモント バンフ スプリングス)2泊
- Fairmont Jasper Park Lodge(フェアモント ジャスパー パークロッジ)2泊
- Hilton San Francisco Union Square 2泊
- Sutton Place Hotel Vancouver 1泊
予約は、Fairmont Banff SpringsとFairmont Jasper Park Lodgeには直接予約しました。
最初はExpediaやBooking.comなど幾つかのホテル予約サイトを試しましたが、泊まれる日、部屋のグレード、広さ、条件などが微妙に違っていることもあり、間違いもあると思い、安心して予約できそうな部屋が見つからなかったからです。
まずはFairmont の会員になれば世界中のフェアモントホテルに簡単に直接に予約できますし、種々の部屋の条件もはっきり分かり確実で安心です。
その他のホテルは今回はExpediaから予約をしました。
家族皆で同じ部屋に宿泊したかったので部屋のタイプは面積が広いスィートルームかデラックスルームにしました。
前置きが長くなりましたが、これ以降今回の旅行の様子をご紹介していきます。
1日目~成田からバンフへ
フライトは成田空港を夕方発のバンクーバー行きエアカナダでしたので、当日成田空港に行ってから遅い昼食をいただきました。エアカナダがスターアライアンスに加盟していたので成田空港のANAラウンジが利用できました。
成田空港を出て約9時間で同日の朝にバンクーバー空港へ到着しました。バンクーバー空港で昼食をいただいた後、午後早めに国内線でカルガリー空港へ行きました。
カルガリー空港からはバスにてバンフまで移動です。あらかじめ日本で予約をしておいたBanff Airporterのバスに乗ります。この路線ではバスやリムジンは幾つかの会社が運行していましたが、出発時間が最も都合が良いことと口コミで評判が良かったのでこの会社のバスに決めました。
Banff Airporterのカウンターはターミナルビル1階中央のBエリア(6~7番)でスタバの近くにあります。ゆるいカーブの通路を歩いて行くとすぐに分かります。
カルガリー空港から約2時間でバンフスプリングス・ホテルへ着きました。当時天気が悪く良い写真が撮れませんでしたので約30年前にバンフを訪れたときに撮影した写真を下に掲げておきます。
深い緑の森に浮かぶ勇壮なお城のようなバンフスプリングス・ホテル(前回訪問時撮影)
実は30年ほど前にカナディアンロッキーを訪れる時に、かなり前からバンフスプリングス・ホテルの予約を一生懸命試みましたがどうしても予約はとれず、やむなく他のホテルに宿泊せざるを得ませんでした。
そのため今回はとても感慨深いものがありました。
重厚な造りの歴史あるホテルの内部をゆっくりと散策し、ホテルのレストランで夕食を済ませてその日は早めに寝ました。
この記事は大自然を求めてカナダ・アメリカ西海岸縦断の旅(2)へ続きます。