はじめに
8月の上旬に8日間の日程でスイスへ旅行してきました。この記事では旅程5日目のプラン・デュ・レギュイーユ(2,317m)での散策の様子、旅程6日目のユングフラウ鉄道乗車、スフィンクス展望台からのユングフラウ、アレッチ氷河、メンヒなどの見学の様子、旅程7、8日目の帰国の様子をご紹介します。
旅程5日目
旅程5日目は、ツェルマットに別れを告げ、まずシャトル列車で隣町のテーシュへ行きました。ツェルマットはガソリン自動車乗り入れ禁止で観光バスが入って来れないためです。テーシュからはバスで約3時間30分かけて国境を越えてフランスのシャモニーへ向かいました。
シャモニーまでバス乗車時間が長かったので途中の車窓の美しい風景をたくさん動画に収めました。
最初は、絶景を背景にバスと並行して走る赤い電車が写っている動画です。
次の動画は、最近発生した大規模ながけ崩れの区間を撮影したものです。
山の中腹に街が形成されていて、絶景になっています。
山の斜面にたくさんブドウ畑が作られている風景です。
途中のドライブインで休憩しましたが、その裏手には綺麗な景色が広がっていました。軽く散策しましたがとても気持ちの良い場所でした。
休憩後、バスは谷間の大きな街を見下ろす道路を通過していきました。
その後バスは風光明媚な山岳地域へと入っていきました。
そしてシャモニーの街へ到着しました。
シャモニー
世界的なリゾート地という雰囲気のある綺麗な街並みです。当日たくさんのハンググライダーが青空を舞っていました。
観光の前にまずレストランで昼食をいただきました。
昼食は前菜が野菜で、なぜか瓶に入って提供されました。メインがステーキ、デザートがアップルパイの3点セットでした。
午後の観光はツアーグループとしては、ロープウェイでエギーュ・デュ・ミディ展望台に登り、モンブランなどの山々を見学する予定になっていました。
下は、エギーュ・デュ・ミディ展望台へ行くロープウェイの乗り場です。三十数年前に来たときとは違うとても立派な施設でした。
ロープウェイ乗り場から山の方を眺めた風景です。
実は自分自身は三十数年前に一度エギーュ・デュ・ミディ展望台を訪れて、見事な晴天の最高の環境の中モンブランなどを思う存分堪能していたので今回は遠慮することにしました。
プラン・デュ・レギュイーユ散策
離団届を提出しグループとは別行動で、エギーュ・デュ・ミディ展望台に行くロープウェイの途中駅であるプラン・デュ・レギュイーユ駅(標高2,317m)で途中下車し、そこを起点にした複数本のハイキングコースなどを散策しました。
これらのハイキングコースはとても人気があり当日もたくさんの観光客で賑わっていました。特に人気のコースはここからシャモニーの街まで歩いて下っていくコースのようです。ぎざぎざの山頂の山々である針峰群の絶景をしばらく楽しめることで有名だそうです。
下の写真はプラン・デュ・レギュイーユ駅です。
下はプラン・デュ・レギュイーユ駅前にある絶景に囲まれたシンボル的なレストランです。当日もたくさんの人が利用していました。
この付近で撮影した動画を下に掲載します。
ここから複数本のハイキングルートがあるようでしたが、ツアーグループの皆さんとの待ち合わせまで約1時間しかなかったので、いくつかのルートの途中までの範囲で散策を楽しみました。
その時に撮影した写真を何枚か掲載します。
プラン・デュ・レギュイーユ駅から見たエギーュ・デュ・ミディ展望台です。
散策途中で撮影した絶景です。有名なシャモニー針峰群がくっきりと綺麗に見えていました。
シャモニーの街が遠く眼下に見えます。
プラン・デュ・レギュイーユ駅とロープウェイです。
散策の途中で見つけた高山植物で、ヨーロッパアルプスに分布している「アデノスティルス・アリアリアエ」です。ピンクの花が風に揺らぎとても綺麗でした。
散策の途中で撮影した動画を2本掲載します。思っていたよりたくさんの観光客がハイキングを楽しんでいました。
快晴の素晴らしい青空の元、散策を十分に楽しんだ後、プラン・デュ・レギュイーユ駅からロープウェイでシャモニーまで戻り、駐車場に止めてあった観光バスまで戻ってきました。
実はグループの人たちは予定より1時間以上も遅れてバスに戻ってきました。あまりにも観光客が多く展望台からの下りのロープウェイででかなり待たされたとのことです。日本の京都だけでなくここでもオーバーツーリズムになっているのだと思いました。
この観光の後、バスはシャモニーを離れて、約4時間かけて当日の宿泊地であるアデルボーデンへと向かいました。
車窓からの風景を動画で撮影しました。
最初の動画は、午前中にテーシュからシャモニーへ行くときに見たものと同じ風景です。午前中とは太陽光の当たり方が違うので違った景色に見えます。
途中休憩した場所が素敵でしたので写真を撮りました。
夕方にようやくアデルボーデンに近づいてきました。遠くの方にオレンジ色に輝く山脈が見えてきたので思わず動画を撮りました。
アデルボーデン
アデルボーデンはベルナー高地に位置する標高1,353mのスイスの伝統的な山里で、夏はハイキングや自転車ツアーなど、冬はスキーで人気の観光地になっています。
本日の宿泊先はビクトリア・エデンというホテルでした。
ホテルでは合計約8時間のバスの長時間移動とプラン・デュ・レギュイーユ駅周辺の散策の疲れをとるためにゆっくりと休みました。
旅程6日目
旅程6日目はユングフラウ鉄道に乗車しユングフラウヨッホまで行って、スフィンクス展望台からユングフラウ、アレッチ氷河、メンヒなどを見学しました。
アデルボーデンでは、近くのレストランで朝食をとりましたが、その裏手には思いがけず絶景が広がっていました。
朝食後街中を少し散策しました。ほとんど人影もなく静かで落ち着いた街でした。
朝食後、登山鉄道のグリンデルワルト・グルント駅へ向けてバスで出発しました。
アデルボーデンからグリンデルワルト・グルントに行く途中にも、バスの車窓からスイスらしい美しい景色をたくさん楽しむことができました。
次に車窓から撮影した風景を4本ご紹介します。
グリンデルワルト・グルント駅前からも美しい風景が眺望できました。
登山鉄道のグリンデルワルト・グルント駅で黄色と緑のツートンカラーの列車に乗り込む様子とその車内の様子です。
列車の窓から見た緑豊かな素敵な風景です。
途中の車窓からの風景は動画でも4本撮影しました。特に1本目の動画の風景は今回の旅行中に見たものの中で特に好きな風景です。家々の綺麗に手入れされたお庭もとても魅力的です。
次の動画では並行して進む新型のゴンドラが写っています。
次の動画には中盤以降で放牧された牛たちが草をはむのどかな風景が収められています。
途中の標高2,061mにあるクライネシャイデック駅でユングフラウ鉄道の赤い列車に乗り換えました。
駅前はすでに絶景でした。
この乗換駅の周辺の様子は動画でも撮影しました。
乗り換えの列車がホームに到着する様子の動画です。
終点の標高3,454mのユングフラウヨッホ駅(ヨーロッパ最高地点)に到着してエレベーターで上がると標高3,571mのスフィンクス展望台があります。そこから見た風景の写真です。
広大なアレッチ氷河が見渡せます(下の写真)。
スフィンクス展望台での見学の様子を動画で撮影しました。大勢の観光客であふれていました。
アイスパレスでは氷のトンネルを歩くことができます。また所々に氷の彫刻がありました。
ユングフラウ鉄道の歴史をイルミネーションやサウンドで紹介するアルパイン・センセーションというコーナーの動画です。
雪原にも歩いて出ることができました。スイスの国旗の前では記念撮影の人の長い待ち行列ができていました。標高4,158mのユングフラウを背景にして写真が撮れます。
標高4,107mのメンヒもすぐ間近に見渡せます。
この雪原の様子も動画に収めました。
ユングフラウヨッホを楽しんだ後は、ユングフラウ鉄道に乗ってアイガーグレッチャー駅まで降りてきました。そこの絶景レストランで昼食のマカロニグラタンのような料理をいただきました。
レストランの裏側に行くと絶景を眺望できました。
周囲を見渡した動画も撮影しました。右端に見えてくる建物に昼食を食べた絶景レストランがあります。
昼食の後は、アイガーグレッチャーから2020年完成の新型ゴンドラ「アイガー・エクスプレス」に乗って麓まで降りました。下の写真のように少し小さいサイズのゴンドラでした。
ゴンドラから眺望した絶景です。
ゴンドラで下っていく時の風景を動画で撮りました。
次はゴンドラの中の様子とそこから外を見渡した動画です。
下山後、バスで約5時間かけてグリンデルワルト・グルントからイタリアのミラノまで行きました。その時の車窓からもなかなか美しい風景を見ることができたので5本の動画を撮りました。
最初の動画の風景は実は、朝アデルボーデンからグリンデルワルト・グルントへ行く途中に撮影した風景と同じ場所です。進行方向が逆であることや太陽の光の具合が異なることから別の風景に見えます。
次は湖が見える風景です。
緑のなだらかな丘の上に家々が点在する風景です。
再び湖がある風景です。
ミラノに近くなって建物が増えてきた風景です。山岳地帯から平地の大きな街に戻ってきたという雰囲気になりました。
これで今回のスイス観光はすべて終了しました。
この日はミラノのホテル「ドルチェ・バイ・ウィンダム・ミラノ・マルペンサ」に一泊し、翌日朝早めにミラノの空港へ行きました。
お昼前発のANAの直行便で羽田空港まで帰ってきました。羽田には次の日の早朝に到着しました。
おわりに
8日間のスイス観光旅行でしたが、実施の観光は5日間という少し気ぜわしい旅行でした。しかし、アルプスの名峰を5か所(ベルニナアルプス、マッターホルン、モンテローザ、モンブラン、ユングフラウ)訪れ、4種類の絶景列車(ベルニナ鉄道、氷河特急、ゴルナーグラート鉄道、ユングフラウ鉄道)に乗車するという内容が濃く、かつ効率的な旅行になりました。
個人的な事前の期待は、マッターホルンを色々な場所からじっくりと眺望すること、輝く緑の丘に点在する家々や牧場、林や森などの美しい風景をたくさん見ることでしたので、十分に期待通りの旅行になったと思います。
旅行期間中全日ほぼ晴天というなかなかない幸運にも恵まれ、記憶に残る良い旅ができたと思います。
やはりスイスはどこに行っても素晴らしい風景を見ることができるので旅のリピーターが多いというのもうなずけます。体力があれば、一か所に長く滞在して周辺を毎日ハイキングするのも面白いのではないかと思います。
ところでこの旅行では、たくさんの素敵な風景を見ることができたので、スマホによる動画を全部で165本も撮影しました。平均で約1分の長さの4K、60fpsの動画になっています。それでもスマホの容量は約80GB程度しか消耗しませんでした。現在使用中のiPhone 16のストレージサイズが512GBですのでまだまだかなりの余裕があり、今後も安心して大量に動画を撮影できそうです。なお、撮影した写真や動画は整理ができ次第毎回スマホから削除しますが、すべてのデータはPCに接続した外部ストレージ(7 TB)に格納・保存しています。