スイス絶景の旅(2)

はじめに

8月の上旬に8日間の日程でスイスへ旅行してきました。この記事では旅程4日目のゴルナーグラート鉄道乗車、ゴルナーグラート展望台からのマッターホルンなどの見学、リッフェルベルクハイキング、スネガ展望台、ネズミ返しがある古い家並みなどの観光の様子をご紹介します。

旅程4日目

ツェルマットのホテルを朝6時頃に出て朝焼けに染まるマッターホルンを眺めに行きました。川のそばの鑑賞地点にはすでに他の観光客も集まっていました。

どの程度赤く染まるのかは季節や日によって違うということでしたが、それなりに紅色に輝いていました。ツェルマットの街中からこのような雄大で素敵な景色が見られるのはとてもありがたいと思いました。

この時の様子を動画にも収めましたのでご紹介します。

ホテルに戻り朝食をいただいてから徒歩で街中にあるゴルナーグラート鉄道の駅へ行きました。

ゴルナーグラート鉄道とゴルナーグラート展望台

ゴルナーグラート鉄道は、スイス最高峰となるモンテローザやマッターホルンなど4000m級の名峰と氷河が眺望できる標高3,089mのゴルナーグラート展望台へ行ける人気の登山鉄道です。沿線ではさまざまな絶景ハイキングも楽しめます。

口コミでは車窓からマッターホルンを見るには必ず進行方向右側の座席へ座ることと書かれています。当日はそれほど観光客で混んではいなかったので好きな座席に座ることができました。

次の動画では、出発してすぐ、中盤、そしてゴルナーグラート展望台到着直前の様子をご紹介します。確かに右側の座席からはほぼ常時マッターホルンを望むことができました。

出発してすぐに家の間からマッターホルンが見えてきました。

列車を降りてからゴルナーグラート展望台までは坂道を少し歩いていかなければなりませんでしたが、標高が高いのでそれなりに息が切れました。

ゴルナーグラート展望台から眺めた絶景です。標高4,478mのマッターホルンが手に取るようにすぐ近くに見えました。ほぼ快晴の中マッターホルンの全景をゆっくりと眺めることができたのは初めてのうれしい体験でした。

下はまさに流れている豪快なゴルナー氷河です。

下の写真の右側の建物は「3100クルムホテルゴルナーグラート」でレストランやギフトショップもあるそうです。

次に展望台から周囲を見渡した動画を掲載します。動画の一番最初に見えてくる高い山がスイス最高峰のモンテローザ(4,634m)です。

ゴルナーグラート展望台で360度の絶景をゆっくりと楽しんだ後はまたゴルナーグラート鉄道に乗って一つ下のローテンボーデン駅(標高2,815m)に行きました。

この駅からさらに一つ下のリッフェルベルク駅(標高2,582m)までハイキングを楽しみました。

リッフェルベルクハイキング

このローテンボーデンからリッフェルベルクまでのハイキングコースは約3kmの下り坂中心のコースなので手軽に歩け、日本からのツアーグループなどたくさんの観光客に大変人気のあるコースだそうです。

下は駅前にあるハイキングコースの木のゲートです。メルヘンチックな可愛いゲートでした。

下の動画にあるようにツアーグループはトラブルがないようにと歩き出す前に足の準備体操をしっかりと行いました。

ハイキング中に撮影した絶景の写真を下に7枚掲載します。快晴の天気の中最高のハイキング日和となり、極めて爽快な気分を味わうことができました。

歩き始めの頃の風景です。たくさんの観光客が列をなして歩いているのがよく分かります。

最初の湖(リッフェル湖)に到着して高い位置から眺望した絶景です。マッターホルンの先端が湖面に映っています。

リッフェル湖の水辺まで近寄ると素晴らしい逆さマッターホルンを見ることができました。ここは逆さマッターホルンが見える湖として最も有名な場所です。

さらに遊歩道を進むとリッフェル湖より小さな第二の湖にでました。こちらでも逆さマッターホルンが綺麗に見えました。

下の写真は、マッターホルンやその他の山々の姿が湖面に綺麗に映り込み、また手前には白い花が咲き乱れている素敵な景色です。

2つの湖を通過してさらに進んでいくときの遊歩道の様子です。左側には常に雄大なマッターホルンが見えていました。ここも世界トップレベルの絶景遊歩道の一つだと感じました。

ハイキングの終着地点が見えてきました(左下)。後ろを振り返って見た風景です(右下)。

 

このハイキングの様子は動画でもたくさん撮影しました。

ハイキング開始直後の様子です。

次はリッフェル湖を望む高台へ到着した時の風景です。

次は高台から周囲を見渡した風景を撮影した動画です。

次の2本は高台からリッフェル湖の傍まで降りて行った時の様子です。

下の動画はリッフェル湖を抜けて次の小さい第二の湖へ進んでいく時の様子です。

次の2本の動画は第二の湖へ近づいていく時の様子です。

次の動画はハイキング中盤での様子です。相変わらずマッターホルンが雄大に見えています。

ハイキング終盤には遠くに駅や建物が見えてきました。

終始絶景の中を気持ちよくハイキングすることができてとても印象深い体験になりました。

リッフェルベルク駅からまたゴルナーグラート鉄道に乗ってツェルマットの街まで戻ってきました。左下の写真は鉄道線路の真ん中に設置された滑り止めの凹凸の機構です。右下は帰りに乗ったゴルナーグラート鉄道の車両です。

ツェルマットの街のレストランで昼食をいただきました。前菜はサラダ、メインはソーセージ、デザートはチョコレート粉末がかかったアイスでした。味はなかなか美味でした。

昼食後の午後は各自自由に動けるフリータイムでした。

ツェルマットには、ゴルナーグラート展望台のほかにもスネガ展望台やマッターホルン・グレッシャー展望台など5か所の展望台、ゴルナー渓谷、古い家が立ち並ぶ村など観光スポットがたくさんありますが、この日の午後はスネガ展望台と古い家が立ち並ぶ村の観光などを楽しむことにしました。

スネガ展望台

スネガ展望台は、ツェルマットを流れる川のほとりにある麓駅から地下を走るケーブルカーでわずか3分で行けるツェルマットに最も近い標高2,288mの展望台です。アクセスが良く、最も代表的な角度からの美しいマッターホルンの眺望が楽しめます。

展望台はレストランのテラス席となっていて、お天気の良い日にはテラス席で食事や飲み物をとりながら雄大なマッターホルンを眺めて楽しむことができます。

展望台のすぐ下には、逆さマッターホルンで有名なライゼー(ライ湖)があり、子供たちの遊戯器具も設置されていて家族連れに人気の場所です。ライ湖に下るには小型の無料ケーブルカーを使うことができます。またここを起点に多彩なハイキングコースがあるそうです。

下はスネガ展望台からのマッターホルンの眺めです。角度的には左右のバランスがとれていて確かに美しく見えました。訪れた時は風が強く、山の左側に雲が湧き出ていました。この雲も豪快でダイナミックな感じがしました。

展望台の下の方にライ湖と子供たちの遊び場が見えます。

左下はライ湖まで簡単に往復できる無料の可愛いケーブルカーです。ドアの開閉や発車は自分たちでボタンを押す必要があります。右下はマッターホルンの右側の山々の風景です。

 

ライ湖の傍から見た景色です。大自然の絶景の中で子供たちが元気に走り回っていました。風が静かなときにはこの湖からも逆さマッターホルンが望めるそうです。

スネガ展望台の近くから周囲を撮影した動画です。

ライ湖の傍で周囲を見渡した風景の動画です。

燦燦と照りつける太陽の元、ライ湖の水辺に座ってゆっくりと美しい風景を楽しみました。

ケーブルカーでツェルマットの街に戻ってきた後は、ネズミ返しの小屋が立ち並ぶ古い村を散策しました。下の写真で分かるように土台の石や木の柱の上に円盤状の石板(ネズミ返し)が施されていました。この一角は観光用に保存管理されているようでした。

夕食はホテルにていただきました。前菜はコーンスープ、メインはサーモン料理、デザートはチョコレートアイスでした。

夕食後ツェルマットの街を少し散策しました。川沿いの場所から撮影した夕日に映えるマッターホルンです。

旅程4日目は、朝の紅に染まるマッターホルンの絶景に始まり、夕方の夕日を受けて輝くマッターホルンの絶景で終わるという何とも贅沢なマッターホルン三昧の一日でした。これほど何度もマッターホルンを眺めたのは初めてでとても満足した一日になりました。

この旅行記は「スイス絶景の旅(3)」へ続きます。

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