年末年始に家族でタヒチ旅行(2)

はじめに

2025年~2026年の年末年始に6泊8日で暖かいタヒチへ行き避寒を兼ねて家族旅行を楽しんできました。この記事では旅程3日目のボラボラ島一周ボートツアー、旅程4日目のタヒチ本島への移動、旅程5日目のタヒチ島1日観光ツアーなどの様子をご紹介します。

旅程3日目

旅程3日目も朝から雲行きが悪く、ホテルのレストランで朝食をゆったりと食べているうちに強風を伴う雨が降り始めてしまいました。

この日は朝から午後にかけて4時間のポンツーボートでのボラボラ島プライベートラグーンツアーを予定していました。プライベートツアーにしたのは立ち寄り先や時間配分などを自由に決めることができるからです。

雨が降りしきる中、乗り込んだボートには簡単な屋根しか付いていなかったので、ホテルから借りてきた大型の傘をそれぞれ持ち込みました。

ボートツアーでは何か所かの魚が見える場所やボラボラ島に点在する水上ラグーン群が眺められる場所などを巡り、ボラボラ島のラグーン内を一周してホテルへ戻ってくるという内容でした。

最初はサメがたくさん泳ぎ回っている場所に行きました。ここの水深は腰の高さ程度で、別の船で来ていた観光客がシュノーケリングでサメの観察を楽しんでいました。タヒチのラグーンにいるサメは大人しくて人を襲うことはないそうで、タヒチの現地の人はサメは「お友達」と言っていました。雨が降っていましたが、真夏なので海水の温度は高めだそうです。

この場所で船の上からサメが泳ぎ回っている様子を撮影した動画を掲載します。

左下は水上バンガローの風景です。右下は2番目に立ち寄った人気の場所でここでもシュノーケリングでたくさんの人が水中観察を楽しんでいました。船の上からは魚が泳ぐのはあまり見えませんでした。

雨模様で空は一面曇っていましたが、ラグーンのコバルトブルーが見えていました。

下の写真は小さな島ですが、左の中ほどの砂浜には手作りの花飾りが付いたゲートがありました。これは多分新婚のカップルが記念撮影をする場所だと思われます。

雨と風がかなり激しくなってきたので予定を切り上げて早めにホテルへ戻ることにしました。帰りの道中で撮影した動画を2本掲載します。ボラボラ島の周りのラグーンにはいくつかのホテルの水上コテージ群があり、ホテルによってそれぞれ建物の造りが異なっていて興味深かったです。

ボートツアーの最中は結局終始雨に降られましたが、ボラボラ島を一周してサメなどの魚たちや珍しい色々なラグーンや水上コテージの風景を見て楽しむことができました。

ホテルへ戻ってきた後は、まだ降り続いていた雨のため敷地内の屋根付きのお洒落な休憩所で周辺の緑豊かな風景を眺めながら持参してきた軽食をいただきました。

その後はホテル内のお店などを回りましたが、一か所ホテルには不似合いな施設があることに気が付きました。下の写真のように「BOBCATS」と看板がある部屋です。ここはタヒチの戦争記念館になっていて「ボブキャット作戦」に関する色々な機材・器具、資料や写真などが展示されていました。

1941年に日本軍のハワイ真珠湾攻撃で太平洋戦争が始まりました。当時米海軍にはオーストラリアとパナマ運河の間に燃料補給地が必要でした。戦略的な位置にあり、ファアヌイに深海の湾があることなどから、このボラボラ島が最適な場所として候補になりました。1942年になって米軍はボブキャット作戦を行うため3,500人の軍隊をボラボラ島へ送り込みました。

日本軍の攻撃から島を守るために配置された大砲は現在も見ることができます。当時ボラボラ島は人口約1,200人の穏やかで小さな南洋の島でしたがこの作戦で島の施設やインフラが大規模に整えられたとのことです。結局日本軍はこのボラボラ島には攻めてこなかったそうです。

夕方になってようやく雨はあがりましたが、夜遅くまで強風が吹いていました。下の写真はホテルの敷地内の砂浜ですがヤシの木の葉が強風で大きくしなっているのが分かります。また海の色も波のために濁っていました

旅程4日目

旅程4日目は3泊したボラボラ島を離れてタヒチ本島へ移動しました。

日本で予約していたプライベートボートに朝ホテルの桟橋へ迎えに来てもらいました。その移動の途中で、昨日の強風で沈みそうになっている漁船を船長さんが発見し、ロープをかけてタヒチ本島側まで曳航するというハプニングがありました。

発見して救援し始めるときの様子を撮影しましたので下に掲載します。船長さんはこのような人助けは率先して行っているとあとで言っていました。

ボラボラ島の空港で飛行機を待っている間に空港の裏側の海岸を少し散策しました。

下の写真のように、空港のすぐ裏側だとはとても思えないような何もないとても静かな砂浜でした。

ところでこの国内線のフライトではチェックイン時にもらった搭乗券に書かれていた出発時刻が実際には30分以上も早まりました。空港でのんびりしていたので気が付くのが遅くなり慌てて登場することになりました。フライトの出発時刻が遅れることは日常茶飯事ですが、今回のように搭乗券に書かれた出発時刻よりもかなり早まることは過去数十年の経験で初めてでした。ぎりぎりに空港へ着いた人は乗り遅れることになると思われます。

タヒチ本島へのフライトの途中で窓からコバルトブルーのラグーンが良く見えていました。下の写真はリゾートホテルの水上コテージ群が放射状に配置されている様子です。

Le Tahiti by Pearl Resorts

タヒチ本島ではLe Tahiti by Pearl Resortsというボラボラ島で宿泊したホテルと同系列のパールリゾートへ行き、そこに3泊しました。パペーテのファアア空港からはタクシーで約30分かかりました。街の中心部からは少し離れた場所にあります。

ロビーには伝統的な何本かの石柱のオブジェが立てられていました。奥の方にフロントがあります(下の写真)。

夕方まだ早かったのでホテルの敷地内を散歩しました。

 

下はホテルの裏側に広がるプライベートビーチですが、いわゆる黒砂海岸でした。実はこの海岸には常に大波が押し寄せてきていて、時々大音響が響き渡るような状況でした。この海岸の先にはラグーンがないので大海の波がそのまま勢いよく押し寄せているのだと思われます。

右下はホテルのプールです。こちらのホテルでも子供連れのファミリーが水遊びを楽しんでいました。

下はホテルの部屋のベランダから見た風景です。オーシャンビューの部屋で美しい黒砂海岸が眺望できました。下の写真はちょうど押し寄せてきた大きな波がくずれ落ちている瞬間ですが、大音響の音を響かせていることが想像できると思います。この音があまりにも大きいので夜少し睡眠不足になる人もいるのではないかと思われます。

下の写真は1階の通路からお庭を眺めた風景です。南国の植物がたくさん植えられていました。

旅程5日目

この日はタヒチ 1 日プライベート コースタル ツアーでタヒチ島の見どころを巡りました、朝10時から夕方6時までの8時間のコースでした。

運転手兼ガイドさんはかなり前にヨーロッパからタヒチに移住してきた男性のベテランガイドさんで、タヒチの自然、植物、動物、歴史、文化、宗教、風俗などにとても詳しく、極めて内奥の濃い楽しめるツアーになりました。

マタバイ湾

最初に訪れたのは、昔ポリネシア地域に1797年にイギリスから最初に宣教師がやってきてキリスト教の布教活動を始めたマタバイ湾の海岸です。左下は、タヒチ、ハワイなどポリネシア地域の島々がいつキリスト教に改宗したかを表したオブジェです。右下は昔この場所に最初に宣教師が到着したことを記念して設置された記念プレートです。

下の写真は黄色のシーハイビスカスです。この午前中の花の色合いを覚えておくようにガイドさんに言われました。

下の写真は往年の名優マーロン・ブランドが主演した1962年のアメリカ映画「戦艦バウンティ(バウンティ号の反乱)」のポスターの画像です。次の下の写真に海岸の風景を写しましたが、まさにタヒチのこの場所でロケが行われたそうです。ここの海岸はもともとは黒砂海岸でしたが、当時映画を撮るためにわざわざ白砂を運んできて敷き詰めたそうです。

英国の軍艦バウンティ号は、熱帯の果実であるパンノキの実(下の写真)をタヒチで調達する目的でこの場所へ1788年にやって来ました。パンノキの実は安くて栄養価が高いため、西インド諸島の砂糖プランテーションで働く奴隷の食料として重宝されたそうです。タヒチ滞在後英国に帰るころになってバウンティ号で反乱が起き、歴史上有名な暗い事件となりました。

反乱が起こったバウンティ号の記念碑的な石が立っていました。写真の右下に写っているようにパンノキのオブジェとその前に実物のパンノキの実が2個置かれていました。そのうちの1個は私たちのガイドさんが置いたものです。

下の写真は近くにあるポイントビーナス灯台で、タヒチ島の中で特に象徴的な歴史的建造物です。この灯台はキャプテン クックが金星を観測するために観測所を設置した跡地に1867年に建てられたそうです。8 階建てで高さは約32 mあり、白い壁に赤い窓枠と赤い縁取りが印象的です。内部は公開されていませんでしたが周辺は市民の憩いの場になっていました。

アラホホ潮吹き穴

次に訪れたのはアラホホ潮吹き穴です。

現地は足元が危険になったために近づくことができないように柵が設置されていました。柵の外からの見学でしたが、時折大きな波しぶきが吹き上がるのがよく見えました。

潮吹き穴のすぐ横の海岸は波が高いので絶好のサーフィンのスポットになっていて当日も数名のサーファーが波乗りを楽しんでいました。

アラホホ潮吹き穴からタヒチの滝を見学に行く途中で車窓から撮影した動画を掲載します。左側に海を見ながらの海岸道路のドライブです。

タヒチの滝

緑あふれる森の中をしばし歩いていくと最初の大きな滝に到着しました。左下は高さが約80mあるファアルマイの滝です。滝の付近は強風が吹き荒れていて滝つぼに近ずくと傘をさすのが難しいほどでした。水しぶきに濡れながらの豪快な滝の見学となりました。右下は昔王様の冠として使われていた植物です。

ファアルマイの滝を傍で撮影した動画を下に掲載します。強風のため滝の水しぶきが舞い上がっているのが分かります。

下はハワイでもお馴染みのティーリーフで魔除けや浄化の効果があると言い伝えられています。そのためタヒチでも生活の中で日常的に使われているそうです。

下はファオネの双子の滝です。草と林の中を少し徒歩で進んで行った奥まったところにあり、耳に心地よい滝の音、豊かな緑、赤い花のコントラストが素敵でした。絶好の癒しの場になると思われます。

ファオネの双子の滝も動画で撮りましたので掲載します。訪れた時は雨季で水が豊富でしたのでファアルマイの滝と同様迫力のある動画が撮れました。

下は野生のパパイヤの木です。このようにタヒチでは至る所で野生の南国フルーツの木を見ることができました。

2つの滝の周辺はとにかく緑豊かで、静かで、南洋の野生のくだものもあり、とても爽快な散策が楽しめました。

ベルヴェデーレの高台

次に車で向かったのはタラバオのベルヴェデーレの高台です。狭い山道をかなり登って行く必要がありますが案内板がほとんどないので道を知っている人でないとなかなか来られないそうです。

高台に向かう途中の様子を動画で撮りました。

丘をかなり登ってきたあたりで撮影した動画も掲載します。ガイドさんによるとこのあたりの風景はタヒチというよりはニュージーランドに近いと言っていました。確かに緑ののどかな牧場風景が続いていました。

この高台はタラバオ地峡でつながる大小二つの火山島の両方を眺望するパノラマビューが見られる場所です。島の豊かな緑と広がる海岸線やラグーンのコバルトブルーが楽しめます。

ここへ来る前に地元のスーパーマーケットに立ち寄って軽食を買い込んできていたので、高台のベンチで絶景を眺めながらお昼をいただきました。

下の写真は高台から山側を見た風景ですが、緑色に覆われた部分は草ではなく低木のシダ類が隙間なく群生しているとのことです。

高台を降りていく時にも2本の動画を撮りました。下の方にはタラバオ地峡でつながる二つの火山島の両方の風景が見えていました。最初の動画の後半には道の両側になんとユーカリの木が何本か写っています。ガイドさんはこの辺りはオーストラリアの景色だと紹介していました。

遠方に絶景を眺めながらなだらかな美しい緑の丘を下っていくのはとても爽快で気持ちが良いものです。

バイパヒ・ウォーター・ガーデン

バイパヒ・ウォーター・ガーデンは2007年にオープンしたマタイエア市の植物園です。タヒチ固有の植物を中心にさまざまな熱帯植物、水生植物などが見学できるということで人気があるそうです。園内ではゆっくりと散策しながら自然を堪能したり、ハイキングコースでウォーキングを楽しんだりできます。

この園の入り口には屋台風の売店があって、マンゴーなどの南国フルーツの美味しいドライフルーツを買うことができます。

右下はトーチジンジャーでショウガ科の多年草です。まさに赤く炎が燃える松明のようです。

植物園内には小規模な滝もありました。このように園内の散策が楽しめるような工夫が各所に施されていました。

右下は園内にある池ですが、ガイドさんが干しマンゴーを手でつぶしてそのかけらを投げ入れると突然穴の中からウナギが出てきたり、近くの鶏が干しマンゴーを食べに池に入ったりしていました。

左下の茶色の葉ですが、枯れ葉が垂れているのかと思ったら実は若葉でした。

右上の池に蓮が群生している場所でガイドさんが蓮の葉がきれいに水をはじく様子を実演してくれました。これを参考に防水服が作られているそうです。

下の写真の中心付近には神秘の熱帯植物と言われている珍しい水色のヒスイカズラが写っています。日本の大きな植物園の温室であればこの花を見ることができます。

植物園を後にして近くの海岸に立ち寄りました。

右下の花はシーハイビスカスの花です。ガイドさんが砂浜に置いてくれましたが、今朝最初に訪れたマタバイ湾の海岸に咲いていたシーハイビスカスの花との色の違いを見て欲しかったとのことです。朝は黄色でしたが、夕方にはピンク色に変わっていました。一日で色合いがこれほど変わるのは面白いと思います。

下の写真はこの海岸に流れ込んでいる川の河口の様子です。実はこのように河口があるとその沖にはサンゴ礁が育たないようでラグーンが形成されないとのことです。島の周囲にラグーンがあってもこのように途切れる箇所ができるそうです。

下の写真の花はこの海岸で見つけましたが、一つの花に黄色、オレンジ色、ピンク色と3色もそろっているとても可愛い花です。まさに女性のカンザシになりそうな花です。ガイドさんが摘まんで見せてくれました。

この旅行記は「年末年始に家族でタヒチ旅行(3)」へ続きます。

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