イエローストーンとグランドサークルを巡る旅(4)

はじめに

9月後半にアメリカ西海岸に程近いイエローストーン国立公園、グランドティトン国立公園、グランド・サークル(アーチーズ国立公園、ホースシューベンド、アンテロープキャニオン、モニュメントバレー、グランドキャニオン、セドナ)などを巡る旅をしてきました。

この記事では「イエローストーンとグランドサークルを巡る旅(4)」として第6日目(観光最終日)のグランドキャニオン、セドナ、セリグマン(ルート66)、ラスベガスでの観光の様子をご紹介しています。

第1日目~第2日目のロサンゼルス、イエローストーン国立公園の間欠泉への旅行については「イエローストーンとグランドサークルを巡る旅(1)」をご覧ください。

第3日目~第4日目のイエローストーン国立公園(間欠泉以外)、グランドティトン国立公園、アーチーズ国立公園、モニュメントバレー(夕暮れ時)での観光の様子は「イエローストーンとグランドサークルを巡る旅(2)」をご覧ください。

第5日目のモニュメントバレー、ホースシューベンド、アンテロープキャニオン、グランドキャニオン(夕暮れ時)での観光の様子は「イエローストーンとグランドサークルを巡る旅(3)」をご覧ください。

グランドキャニオン

朝ホテルを出発し、昨日夕方に一度訪れたグランドキャニオンを再び訪れました。まだ太陽の角度が低い午前中の早い時間帯なので夕方同様岩肌がよりくっきりと美しく見える時間帯です。

今回訪れたのはマーサポイントです。グランドキャニオンで1,2を争うほどの眺望ポイントで多くの雑誌やパンフレットなどの写真が撮影されている場所です。かなり遠くの方まで開放感溢れる見事な絶景が広がっています。

当日も空が真っ青な快晴の良いお天気で、赤茶けた岩肌の色とのコントラストが素敵でした。

   

近くの荒々しい岩の風景もなかなか迫力があります。

       

朝の霞に浮かぶ岩山の風景です。

   

突然近くに現れた野性のリス(左)と谷底の遊歩道(右)

      

グランドキャニオンに魅せられた画家のアトリエ(左)とブライトエンジルロッジ(右)

グランドキャニオンの雄大さに圧倒されたあとは、パワーポイントとして特に有名なセドナへと向かいます。

セドナ

セドナはもともと原住民のお祈りの場所であったらしく、ボルテックス(渦巻き)と呼ばれる大地から強力なエネルギーが渦巻きのように放出されているといわれる場所がたくさん存在しています。

以前日本のアラフォー世代の女性を中心にスピリチュアルな場所としてセドナが大人気となり多くの観光客が押し寄せたとのことです。

街の中心部にある展望台(下の写真)へ行き周囲を眺めましたが思っていたような田舎町ではなく比較的大きな街でした。

遠くのほうまでびっしりと住宅が立ち並んでいました。

4つのボルテックスの山の一つ(上の写真)

            

スヌーピーが仰向けで寝ているというスヌーピー岩?(右側の低い岩)

           

花壇が綺麗な街の一角の風景(左)と市内観光バス(右)

セドナの街で昼食となり、みなそれぞれホットドック、ハンバーガー、ポテト、サラダなどを注文し、眺望が良い青空テラス席でおいしくいただきました。

お天気はやはり晴天で夏のような日差しが降り注いでいました。

昼食後アップタウンのクリスタル専門店などのおみやげ物屋さんなどをゆっくり散策しました。

左の写真はセドナで買った繁栄と富をもたらす幸運の石です。日本人観光客が多いせいかちゃんと日本語の説明書きが用意されていました。

午後にはパワーをたくさんいただいたセドナに別れを告げてラスベガス方面へと向かいました。

セリグマン

バス移動の途中にルート66の名残りの小さな町セリグマンを訪れました。人口が500人程度の小さな町です。

   

ルート66のルートを示した看板(左)と往年のお店が並んでいるところ(右)

   

往年の自動車の展示(左)と今も残るルート66(右)

予想以上に道幅が広い右上の写真の道路がルート66です。今でも車が時々走ってはいますが、もちろんごくわずかです。

この町は今はグランドサークル~ラスベガス間の観光バスのちょうど良いバス休憩所になっているとのことです。

私たちもここでしばらく休憩し、古いお店、古い備品、古い車などの展示を見て、またおいしいアイスクリームを食べたりして楽しみました。ルート66のマニアにはたまらない場所だと思います。

引き続きバスでラスベガスへ向かいます。ラスベガスにあと1時間ほどで到着というあたりであのアメリカで有名なフーバー・ダムが見えてきます。

フーバー・ダム

フーバー・ダムはもともと発電ではなく洪水防止や農地への水の供給のために、1931年に着工し5年後の1936年に完成したそうです。地元のラスベガスにも電力を供給しその繁栄に大きく貢献したとのことです。

その貯水量は何と日本のダムをすべて合わせた水量の1.6倍にあたる400億トンにもなる超巨大ダムだそうです。

バスは夜になってラスベガスの街へ入っていきました。

ラスベガス

夜のラスベガスは明るいネオンが輝き賑やかで、観光客で大変込み合っており、街は最近さらに発展しているとのことでした。

明日のホテル出発がフライトの時間の関係で深夜~早朝というハードな予定でしたので、睡眠時間を確保するために夜のラスベガス観光は控えめにすることにしました。

そこでホテルからタクシーであの有名なべラージオの噴水ショー(無料)を見に行くことにしました。

毎時00,15,30,45分と頻繁にしかも違う内容でショーを行ってくれるので見る位置を変えながら結局4回見学しました。

   

噴水ショーが始まる前の池の様子(左右)

   

噴水ショーの様子(左右)

   

町並みの様子(左)とエッフェル塔があることで有名なパリスホテルのフロント(右)

べラージオの噴水ショーは予想以上に広い池で音楽に合わせて噴水が出るというとても楽しいショーでした。池が広いので見学する場所には特に困りませんでした。

その後タクシーでホテルへもどり明日の帰国に備えて荷物の整理をして早めに就寝としました。

ちなみに今日のバスの総走行距離は624Kmでした。結局今回の旅行の2日目~6日目に乗車したバスの総走行距離は2,931Kmとなりました。このバス移動距離は一般のツアーと比較してはるかに長距離になると思います。

7日目~ラスベガスからロサンゼルス経由で帰国

かなり早朝(ほぼ深夜)にホテルを出てラスベガス空港へ行きユナイテッド航空でロサンゼルス空港へ行きました。ロサンゼルス着がほぼ朝食の時間だったのでロサンゼルス空港のスターアライアンスのラウンジで朝食をいただきました。

   

ユナイテッド航空の早朝便(左)とラスベガス~ロサンゼルス間で窓から見た風景(右)

ロサンゼルス空港でANAに乗り換えて翌日午後に成田空港へ到着しました。

左の写真は成田空港へ戻ってきたANAの機体です。

最後に

今回は団体ツアーに参加して、アメリカ西海岸のロサンゼルス、イエローストーン国立公園、グランドティトン国立公園、グランド・サークル(アーチーズ国立公園、ホースシューベンド、アンテロープキャニオン、モニュメントバレー、グランドキャニオン、セドナ)、セリグマン(ルート66)、ラスベガスを巡る旅をしてきました。

イエローストーン国立公園の観光では、お天気が曇り、小雨、小雪であまりよくありませんでしたが傘を差す必要があったのはせいぜい30分~1時間でしたので実質観光にはあまり影響はありませんでした。

空が曇っているとどうしてもコバルトブルーの熱泉水の水の色が少しくすんでしまい残念でしたが、間近で見た世界最大規模の間欠泉オールド・フェイスフルの迫力は実にすばらしいものでした。

グランドティトン国立公園は、そこへ到着する頃にはお天気がなんとか回復基調にあったので丘の上に上ってそこからそこそこの素晴らしい絶景を満喫することができました。特にピークを迎えた紅葉が風景にその彩を添えていました。

アーチーズ国立公園は、思っていた以上に巨大な自然の岩のアーチを何箇所か近くまで寄って観察することができて非常に満足でした。

モニュメントバレーは予想通りの雄大な珍しい風景で、やはり西部劇にもってこいの背景だと実感しました。

ホースシューベンドは下を覗き込むのがかなりのスリルで、素晴らしい風景と合わせて楽しめました。

アンテロープキャニオンはすでに記事でも詳しく触れたように、今回はあたふたとして非常にあわただしい観光でしたので、次はブームが収まったころにまたゆっくりと訪れたいと思っています。

グランドキャニオンは予想通りの雄大な絶景で、ずっと眺めていても飽きないような気分になりました。時間があれば何時間もかけて谷を下っていくトレッキングも楽しいだろうなと思いました。

セドナはボルテックスで有名なパワースポットだそうですが、実感として感じるのにはやはり数日セドナに滞在して4つのボルテックスをゆっくりと巡る必要がありそうです。

今回の旅行のバスの運転手さんはソルトレイクシティ在住のアメリカ人でとても親切でおだやかなベテランの男性でした。スーツケースを運んでもらったり、食事のときに少し会話したり、歌を聞かせてもらったりとおかげで旅行がより一層快適で楽しくなりました。

今回は短期間で多くの有名な観光スポットを訪問するという少しハードな旅程でしたが、特にトラブルもなく予定通り全旅程を消化できました。

グランドサークルという呼び方は最近ブームになってきているようですが、この地域には今回訪れなかった面白い観光スポットがまだまだたくさんあるようです。

たとえば、パウエル湖やレインボウブリッジなどがあります。また次の機会には今回以外の観光スポットも是非訪れてみたいものです。

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コメント

  1. 裕華 より:

    たくさんの画像を見せていただき、
    その地に自分が立っているみたいな
    気持ちになりました。
    スヌーピーが仰向けで寝ているというスヌーピー岩は
    確かにそのように見えました。

    • ようれん ようれん より:

      裕華様
      こんにちは。ようれんです。
      ブログの旅行記をご覧下さりありがとうございます。
      写真を多用したほうが現地の雰囲気がよりリアルにお伝えできるかなと思っています。
      旅行中はできるだけ多くの写真を撮るように心がけています。
      今回の旅行での総撮影枚数は1,405枚でした。その中から厳選してブログに
      掲載しています。