パタゴニアの絶景を巡る旅(5)

はじめに

2月上旬に14日間のパタゴニアの絶景を巡るツアーに参加しました。この記事では旅程8日目のチリからアルゼンチンのカラファテへの帰還、世界遺産ロス・グラシアレス国立公園のペリトモレノ氷河観光、そして旅程9日目のフィッツロイ山を望むエルチャルテンの観光の様子をご紹介します。

旅程8日目

朝ホテルをバスで出発して、陸路にて以前とは逆にチリの国境を越えてアルゼンチンへと入国しました。チリ出国もアルゼンチン入国も特に書類の記入などはなく簡単に通過することができました。

まずチリ側の最後の風景ですが、かなり面白い雲(画面の右上あたり)が出ていたので、パンパの荒涼たる大地の風景とともに動画で撮影しました。

その後アルゼンチンへ入ってからの風景が下です。相変わらず雄大な荒野の景色が延々と続きます。

そしてバスは7時間ほどかけてようやくアルゼンチンのカラファテへ戻ってきました。カラファテの街並みの様子も動画で撮影しました。どちらかというと可愛い綺麗なお家が印象的でした。

バスはカラファテの街を通過してそのままロス・グラシアレス国立公園のペリトモレノ氷河へと向かって行きました。

途中に湖の風景が美しい場所があったので撮影しました。

ようやく氷河が遠くに見えてきました。

最初に立ち寄ったのは氷河のかなり手前の道路わきにある展望台でした。そこから遠くの方に雄大なペリトモレノ氷河が眺望できました(下の写真)。

その展望台の様子を動画に収めましたので掲載します。

展望台を越えてさらに先へとバスは進みました。その時の動画も掲載します。

そしてついに世界遺産ロス・グラシアレス国立公園のペリトモレノ氷河のすぐそばに設けられた立派な鉄製の展望遊歩道へと到着しました。

ペリトモレノ氷河は、約250平方キロメートルを覆い、氷の厚さは最も厚いところで約700mあり、アルゼンチン最大のアルヘンティーノ湖に張り出している部分の幅が約4.4Kmで壁の高さが40m~70mもあります。圧倒的な規模の氷河で、温暖化で後退している氷河が多い中で後退していない氷河の一つとして有名です。

ペリトモレノの名前の由来ですが、1877年にこの周辺地域の調査に協力したアルゼンチンの科学者・探検家であるフランシス・モレノ氏を称えて命名されたそうです。

氷河の向かい側に張り巡らされた鉄製の遊歩道を歩き始める様子の動画を掲載します。

最初の広い展望デッキに到着した時の動画を次に掲載します。ここからの眺めがベストなようでたくさんの観光客が氷河を鑑賞していました。

展望デッキで現地ガイドさんがペリトモレノ氷河の地図を広げて説明をしてくれました。

雄大な氷河の写真です。どこを切り取っても絵になる光景です。

 

このような立派な氷河を間近で見ることができるのはとても貴重でありがたいことだと思いました。

 下は展望デッキにあったペリトモレノ氷河の説明パネルです。

実はペリトモレノ氷河を見に来る前、夏場は頻繁に氷河の先端が湖に崩落しているので運が良ければそのダイナミックな崩落の瞬間を見ることができると言われていました。

私たちが訪れた時にも、時折どこかで氷が崩落する轟音が谷間に轟いていました。ただし氷河は極めて広い範囲に広がっているので次にどこで崩落が起きるのかを予想するのは至難の業でした。

展望デッキではかなりの観光客がスマホやカメラを構えたまましばらく待機して、その崩落の瞬間を動画や写真に収めたいと頑張っていました。氷河を渡ってくる冷たい風でスマホやカメラを持つ手が次第にかじかんでくるので長時間の待機は無理でした。

非常に幸運にもそこそこの規模の崩落の瞬間を動画に撮ることができました(下の動画)。周りの観光客がその瞬間に叫び声をあげているのも録音されています。

展望遊歩道は上の方から段々に下へと降りていくようになっていて、色々な高さから氷河を見て楽しめるようになっていました。

 

一番低い位置にある展望台から氷河を眺めた時の様子を動画に撮りましたので下に掲載します。

氷河観光の最後に、アルヘンティーノ湖の氷河とは反対側の風景も撮影しました。氷河の小さなかけらが2~3個浮遊しているのが分かります。

ペリトモレノ氷河の観光はとても興味深いものになりました。

圧倒的な規模のとても美しい氷河に魅了されました。氷の崩落の瞬間にも立ち会えてその轟音を聞くと氷河が「生きている」ことが実感されました。このような気楽に来れる快適な遊歩道から大自然の驚異を目の当たりにできることがとても不思議であり、また貴重でありがたいことだと思いました。

夕方にはこれから3連泊するカラファテのホテル「HOTEL IMAGO」へと行きました(下の写真)。カラファテは人口が約2.5万人の小規模な町ですが、パタゴニアの氷河観光の拠点と言われています。

ホテルで夕食をいただきました。前菜のスープ、メインはニョッキのような料理、デザートはパタゴニアでおなじみのプリンでした。

旅程9日目

旅程9日目はカラファテから片道約3時間30分かけて日帰りでフィッツロイ山の麓の村エルチャルテンまで観光に行きました。フィッツロイ山の眺望とエルチャルテン散策が目的でした。

途中でダチョウのような鳥レアの群れに遭遇しました。グアナコは頻繁に見かけましたがレアはこの時が最初で最後となりました。短いですが動画に収めました。

バスはしばらく走るとホテル・ラレオーナ(Hotel LALEONA)というホテルとレストラン&バーがある場所で休憩の時間をとりました。カラファテとエルチャルテンのほぼ中間に位置します。

下はホテルの正面に建ててある標識です。世界の各都市までの距離が書かれていて、日本の東京までは21,041Kmとありました。

カフェではたくさんの観光客で賑わっていました。

実はこのホテルはとても有名な場所で、映画「明日に向かって撃て」に登場するブッチ・キャシディ、サンダンス・キッドとキッドの妻ヘレン・ペイジの3人が泊まったホテルだそうです。傑作映画「明日に向かって撃て」は1969年製作の米国映画で原題は「Butch Cassidy and the Sundance Kid」です。主人公のブッチをポール・ニューマン、サンダンスをロバート・レッドフォードが演じました。

ブッチとキッドは歴史上の有名な銀行・列車強盗でアメリカを逃れて南米に渡り、1905年に近くでまた銀行強盗を働いた後逃走し、数日間このホテルに宿泊・潜伏していたということです。

左下はこのホテルの場所を示す地図です。右下はブッチとキッドが所属していたアメリカで有名な強盗団「ワイルド・バンチ」のメンバーの集合写真です。前列右がブッチで左がキッドです。

 

ホテルの壁には色々な歴史的資料が展示されていました。左側にはブッチの手配書(賞金4,000ドル)がありました。また右下にはブッチ、キッドとその妻のヘレン・ペイジの3人が写った写真がありました。

下の写真はホテルの前を流れているラ・レオーナ(メスのピューマの意味)という川です。氷河の水が流れてきているようで水量は豊富なようでした。昔ここであの有名な科学者・探検家であるペリトモレノ氏がメスのピューマに襲われて負傷したそうです。

休憩後バスはまたエルチャルテンへ向けて走り出しました。

フィッツロイ山の姿を遠くに初めて見たのはバスの窓からでした。下にその時撮影した動画を掲載します。

しばらく走るとフィッツロイ山がバスの正面に見えてくるようになりました。

途中の道路わきにフィッツロイ山を眺望する展望台がありましたのでそこで写真ストップになりました。下の写真のようにほどほどに雪をかぶっていて美しい雄姿を見せてくれました。

フィッツロイ山は、標高3,405メートルで「煙を吐く山」という意味の「チャルテン」とも呼ばれます。世界遺産に登録されたロス・グラシアレス国立公園の一部でパタゴニアの名峰として世界的に親しまれています。1877年にこのパタゴニアを探検したビーグル号の船長であるロバート・フィッツロイの名前がつけられたそうです。鋭くとがった峰を有する岩山が集まる荒々しく勇壮な美しさが特徴的です。

この展望台での動画も下に掲載しておきます。

バスはさらにフィッツロイ山へ向けて近づいて行きました。その時のバスのフロントグラスを通して見える風景を動画で撮影しました。

バスは最後にようやくエルチャルテン村へと到着しました。

まずビジターセンターへ立ち寄りました。内部ではトレッキングや登山についての案内や展示がたくさんありました。このエルチャルテンからは幾つかの魅力的なトレッキング・登山のコースが設けられていて、世界中からたくさんの愛好家を集めています。

 

午前中に近くにある標高差約90mのコンドルの丘に皆で登りました。往復で約3Kmのコンドルの丘からは名峰フィッツロイを壮観に望むことができます。

この丘は本格的にトレッキングや登山をする人たちが朝一番に散歩を兼ねて軽く足慣らしをする場所としてもよく知られています。

下の写真がコンドルの丘へ行く入り口です。すでに遠くの方にフィッツロイが雄大に見えています。

歩き始めの様子を動画に撮りましたので下に掲載します。

次の動画は少し上りの道を歩いていく時の様子です。

途中に一休みできる高台の場所がありました。ここからの眺望も撮影しました。歩いてきた道がよく分かります。

下の写真は丘の頂上にある展望台からの風景です。当日は薄曇りでしたがとても見晴らしは良く、お目当ての勇壮なフィッツロイ山群が綺麗に見渡せました。また麓のエルチャルテンの村も全体が視界に収まり、素晴らしい風景をゆっくりと堪能できました。

実はこの後、15~20分後にはなぜか急にこの展望台にたくさんの観光客が押し寄せてきました。たまたまタイミングが重なったのだと思いますが、お手軽に登れるということで大人気の場所になっているのだと思いました。興味深かったのでその混雑の様子も動画に収めました。

次の4枚の写真は丘の展望台から見た周りの風景です。このときたまたま大空に舞うコンドルを見つけました。まさにコンドルの丘という名前の通りでした。

  

帰りの様子は次の動画でご紹介します。帰りもずっとフィッツロイ山の絶景を眺めながら歩けるのでとても素敵な散策路だと思いました。

この日の昼食は丸太小屋の外観の素敵なレストランでいただきました(下の写真)。

このレストランではうれしいことにあらかじめ前菜、メイン、デザートもそれぞれすべて複数のメニューから選ぶことができました。前菜は野菜スープ、メインは豆や野菜がたっぷり入ったビーフシチュー、デザートはチョコレートアイスクリームを選びました。小さな村のレストランですが驚くほど美味な料理でした。エルチャルテンに来たら是非立ち寄りたいレストランです。

  

午後はエルチャルテンの村を少し散策しました。

まずこのレストランの前から撮影した動画を掲載します。最近は新築の建物が増えてきているそうですが、それでも静で落ち着いた環境の場所でした。

下の写真はこの村の入り口に設置されている有名な看板で、人気の記念撮影ポイントになっています。看板の山形の切り抜きと背景のフィッツロイ山が合うように撮影しました。

この看板の近くの道路脇から撮影した村の様子を掲載します。

右下はブリキ?で制作された登山者の人形です。歩道にぽつんと置かれていました。

ビジターセンターの廊下に飾られていたブリキ?のコンドルです。この村にブリキ作品を手掛けるアーティストでもいるのでしょうか。

この村からは撮影場所を工夫すれば色々な表情のフィッツロイ山を撮影することができました。

エルチャルテンの観光を終えてまたバスでカラファテまで帰って行きました。

帰りのバスの窓から撮影した風景を掲載します。

帰りの途中で、行きに立ち寄ったフィッツロイ山を望む展望台に再度立ち寄りました。行きに見た姿とはまた違った光、色合い、雰囲気を楽しむことができました。

この時の展望台の様子も動画に収めましたので掲載します。

何気なくバスの窓から見た空の風景が素晴らしかったので思わず動画で撮影しました。

さらに面白い形の雲が見えたので写真も撮りました(下の3枚の写真)。風がとても強いのでこのような面白い形の雲ができるのでしょうか。

夕食はホテルに戻ってとりました。前菜は串焼き、メインは蒸した鶏の料理、デザートは果物を刻んだものでした。

旅程9日目は日帰りによるエルチャルテンの観光でしたが、一日中フィッツロイ山の雄姿をはっきりと望むことができました。フィッツロイ山はよく雲に覆われていることが多いと言われていましたので運が良い方だと思いました。

お天気にも恵まれて雄大な景色をゆっくりと十分に堪能することができました。

この旅行記は「パタゴニアの絶景を巡る旅(6)」へ続きます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする