はじめに
2月上旬に14日間のパタゴニアの絶景を巡るツアーに参加しました。この記事では旅程6日目の午後、および旅程7日目のパイネ国立公園観光の様子をご紹介します。
旅程6日目(続き)
昼食の後トーレス・デル・パイネ国立公園の観光をさらに続けました。
主要な観光スポットであるペオエ湖にバスが近づいたときの様子を動画に撮りましたので下に掲載します。パイネ山群のパイネグランデが見えてきています。
実はこの直後、昼食後でお腹が膨れているということもあって一瞬眠くなりかけましたが、バスが停止したので急に目が覚めました。
慌てて窓の外を見るとまるで絵にかいたような絶景が広がっていて、有名な観光スポットに到着したことがすぐに実感されました。この有名なペオエ湖はパイネ国立公園のほぼ中心に位置するとのことです。
バスを降りてすぐ裏の小高い丘に登り、自然の展望台のような場所でペオエ湖とその向こうに聳えるパイネグランデ(左側)とクエルノス(右側)の迫力あるパイネ山群の絶景を撮影しました。
下の写真は少し高い位置にある展望台からの風景です。この風景写真は色々な旅行会社のパタゴニア観光ツアーのパンフレットの代表写真としてよく使われています。
右側に見えるクエルノス山(パイネの角)は角のように見えることからその名が付けられた山です。6つの峰があり最高峰は2,600mです。地質は、中ほどの白色が花崗岩で上下の黒色が変成岩だそうです。
下の写真は一段下の展望台から撮影した風景です。左下の湖に浮かぶ島には人気の絶景ホテルがあります。
左下はペオエ湖の左側の景色で、右下はパイネグランデを背景にした写真です。
下は右側に可愛い赤い花を入れて写したお気に入りの写真です。
この時に展望台から撮影した動画を下に掲載します。
下の2枚は一部をズームアップして撮影した写真です。どちらとも山々の雄大さが際立っていると思います。
近くにはペオエ湖の説明の看板がありました。
ノルデンショールド湖からぺオエ湖へ流れ落ちるサルト・グランデの滝も車窓から見ることができました。下に動画を掲載します。落差はそれほどではありませんが水量が豊富で見応えがあります。
ペオエ湖を後にしてバスはまた別の湖(サミルエント湖?)が見える絶景のポイントへ行きました。
移動中の窓からの風景の動画を2本掲載します。
下の写真は展望台からの風景です。
ボリューム感のある山の絶景です。
この展望台で撮影した動画を下に掲載します。
下の写真はアマルガ湖です。水深が浅いいわゆる塩湖で岸辺が塩の結晶で白っぽく見えます。時にはフラミンゴが見られるそうです。
パイネ山群の中でトーレス・デル・パイネ国立公園の名前の由来ともなった名峰が3本の岩塔からなる「トーレス・デル・パイネ」です。下の写真の真ん中あたりにその3本の岩塔が見えています。残念ながら頂上付近は雲で隠れていました。風がなくて湖面が静かな日には湖面に映り込むパイネ山群が見られるそうです。
バスは絶景の風景の中をしばらく移動しパイネ国立公園の入り口付近まで戻ってきて休憩をとりました。近くを流れる川の風景を撮影した動画を掲載します。
パイネ国立公園の観光を終えて、バスは国立公園の外のホテルへと帰っていきました。
道中にはまたグアナコの群れを見ることができました(下の写真)。
左下はさらに別の場所で見かけたグアナコの群れです。右下は途中で見かけた濃い青色の湖です。
帰り道の風景の動画を下に掲載します。独特なパンパの風景が続いていきます。
当日の夕食もホテルにてバイキング形式でいただきました。
本日の午後はペオエ湖周辺の観光をしましたが、風もなく穏やかに晴れてとても気持ちよく絶景を堪能することができました。パタゴニアではこのような天候は稀だそうで、常に強風が吹き荒れていて時には横殴りの雨を伴う暴風雨になることが多いそうです。
旅程7日目
旅程7日目も引き続きパイネ国立公園の観光を楽しみました。この日は午前中を中心にお天気が悪く、観光中に突然暴風雨に見舞われるということもありました。
朝バスにて再びパイネ国立公園の入口へと向かいました。
途中の車窓から撮影した動画を掲載します。
次の動画はパイネ国立公園の入口付近まで来たときの風景です。見えている川はセラーノ川だと思います。
左下はパイネ国立公園の立て看板です。何人かの観光客が看板と一緒に記念撮影をしていました。
この日最初に訪れたのはある写真スポットでしたが、このとき突然の暴風雨に見舞われてしまいました。歩いていると吹き飛ばされそうになるほどの強風で写真を3枚撮っただけでびしょぬれになりながらすぐにバスへと引き返しました。パタゴニアでは日常の厳しい環境を初めて体感した瞬間でした。その時の1枚が下の写真です。
お天気が回復しない中、バスから降りないで風景を楽しもうということでしばらくはドライブを楽しみました。下にその時撮影した動画を6本掲載します。
昨日バスの車窓から見えていたぺオエ湖へ流れ落ちるサルト・グランデの滝をバスから降りて対岸から見学しました。このころには運よく雨も上がっていました。
実は当日サルト・グランデの滝の近くまで行ってそばから見る予定でしたが、お天気が悪く風も強かったことから中止になりました。
滝の水が流れ落ちる様子をiPhoneのズームで撮りましたので掲載します。それなりに水量は多いようです。スマホのズームの場合はやはり手が大きくぶれるのを止めるのは難しいです。
また滝を眺望する展望台の様子も撮影しましたので掲載します。たくさんの観光客が来ていました。
当日は昼食をペオエ湖に浮かぶ絶景ホテルに隣接したレストランでとりました。下はそのペオエ湖の湖畔の道路を通ってレストランへ向かうときの風景を撮った動画です。最後のシーンで赤と白の配色の可愛いレストランが見えてきます。
下の写真はその島まで架けられている橋を渡っていく様子です。島には新旧のホテルがありますが、新しいホテルの方が快適に宿泊できるとのことです。島に渡った時にそのホテルの部屋を少し見学しました。日本発の団体ツアーによってはこのホテルに宿泊するコースもありますので、特に朝夕のパイネ山群の素晴らしい絶景をゆっくりと満喫したい人にはお勧めです。
島に渡ったところにあるお庭では野鳥の親子が羽を休めていました(下の写真)。
レストランの一室の様子です。左側に暖炉がしつらえてあり、暖を取らせていただきました。
昼食は前菜がスープ、メインが豚肉のステーキでした。
島の裏側には小さな丘が広がっていて、手前のコバルトブルーに輝く湖とパイネ山群の絶景が眺められるようになっていました。当日はようやく雨はあがっていたものの風も強く山はほとんど雲に隠れてしまっていました。
この時に撮影した風景の動画を掲載します。
下の写真は島の反対側の風景です。湖水のミルキーブルーがとても美しいです。
ここからの風景も動画に収めましたので下に掲載します。
昼食後に近くにあったビジターセンターに立ち寄りました。
ビジターセンターにはパタゴニアの動物を紹介したパネルがありました。今回の旅行中に実際に遭遇した動物は左側の①グアナコ、④スカンク、⑤きつね、右側の①コンドル、②、⑤の水鳥、③ダチョウに似たレアです。コンドルは2回ほど見かけましたが、いつも大空を高く回っていたので遠くに小さく見えただけでした。
下の写真はパイネ国立公園のジオラマです。
この日の観光の最後に、ある撮影スポットを訪れました。下の写真の真ん中の遠方には雲がなければ美しいパイネ山群が望めたはずです。少し山の姿が見え始めていますがこれ以上は良くはなりませんでした。
本日の観光をすべて終了してバスはホテルへと帰っていきました。
帰りのバスの車窓から見えた風景の動画を掲載します。パタゴニアの広大な草原が続いています。
ホテルの帰着がまだ早かったのでホテルの周辺を散策しました。近くにはとても可愛い教会がありました。残念ながら入り口が閉まっていました。
周辺を少し散策しましたが、お天気は良いのに風が強烈で真っすぐに歩くのが難しいので早々にホテルへ引き揚げました。
旅程6日目の午後と旅程7日目はパイネ国立公園の風光明媚な観光スポットをたくさん訪れることができました。旅程7日目の午前中には数十分間ほど激しい暴風雨に見舞われましたが、あとは雨も上がり、何とか美しい風景を堪能することができました。
この旅行記は「パタゴニアの絶景を巡る旅(5)」へ続きます。