はじめに
2月上旬に14日間のパタゴニアの絶景を巡るツアーに参加しました。この記事では旅程10日目の世界遺産ロス・グラシアレス国立公園内の氷河クルーズ観光、旅程11日目のカラファテ近郊の氷河博物館の観光の様子をご紹介します。この2日間の観光がパタゴニア観光の最後となります。
旅程10日目
旅程10日目は、世界遺産ロス・グラシアレス国立公園内の氷河クルーズを6時間半ほどかけてゆっくりと楽しみました。
アルゼンチン最大の湖であるアルヘンティーノ湖には7つの氷河が流れ込んでいるそうです。下のGoogle地図にそのうちの3つの有名な氷河の場所を示しています。一番南にあるペリトモレノ氷河は旅程8日目に展望遊歩道からその絶景を楽しみました。
今回の氷河クルーズ観光では、その北にあるスペガッティーニ氷河とウプサラ氷河の2か所を巡りました。
下の写真は乗り込んだクルーズ船の室内の様子です。大盛況でほぼ満席でした。今回の氷河クルーズでは旅程6日目のグレイ湖のクルーズの時とは違って救命胴衣の着用は必要ありませんでした。
船着き場を出発してしばらくすると白い新雪をかぶった綺麗な山脈が見えてきました。
この時の周りの風景やクルーズ船のデッキの様子を撮影しましたので掲載します。
しばらく進むといくつかの氷山が浮遊しているのが見えました。氷山は色々な形や色をしていてまた見る方向によっても様々な表情を見せるので自然の芸術が楽しめました。
巨大な氷山もありました。船はかなり近くまで接近して十分な撮影タイムを取ってくれました。
巨大な氷の壁のコバルトブルーのグラデーションがとても美しく長時間見ても見飽きることはありませんでした。
この時の景色を動画で撮影しましたので下に掲載します。
遠くの方に氷河が湖に流れ込む姿が見えます。クルーズ船はこれ以上近づくことはありませんでした。
船の左舷や右舷から色々な氷山が観察されました。
下の写真は途中で見た山の景色ですが、氷河ができて流れ始めている状況でしょうか。
次の氷河へ向けてアルヘンティーノ湖を船が移動している様子を動画で撮りました。あちらこちらに浮かんでいる氷山を避けながら船は進みました。
クルーズ船はまた別の場所にある氷河に接近していきました。
船は氷河の先端にかなり近くまで接近して、こちらでもたっぷりと写真撮影タイムがとられました。近くから見ると迫力ある美しさについ見とれてしまうほどでした。
左下は氷河とは反対側の風景です。
これらの氷河がゆっくりと流れていることを思うと常に新たな表情の氷河が出現するという躍動感も感じとることができました。
この時撮影した動画を次に掲載します。
氷河が雄大に望める湖の岸辺の理想的な場所にシェルター施設がありました(左下の写真)。右下はその大きなホールの写真ですが、シェルターにしてはあまりにも大規模で立派な施設でした。そこでお昼のお弁当をいただきました。
下の3枚の写真はそのシェルター周辺の広場から見た湖の風景です。周囲の山群から流れてくるいくつかの氷河が一度に展望できるという絶景が堪能できる贅沢な場所になっていました。
湖の岸辺の一角には展望テラスがあり柔らかいクッションのリクライニングの椅子がいくつか並べられていました。そこにゆっくりと寝そべってこの絶景を眺めているとまるで美しいおとぎの国にいるかのような心地よい錯覚を覚えました。このような場所は多分世界でもなかなかないと思われます。
下の写真は私たちが乗ってきたクルーズ船です。三階建ての双胴船です。真っ白い船体が周りの氷河や雪の白にとてもマッチしています。好天に恵まれてここでの昼食後の散策があまりにも快適だったのでここを離れるのが非常に名残惜しい気がしました。
ここのシェルターへ船で来るときに窓を通して見える周辺の絶景と船内の様子を動画で撮影しましたので下に掲載します。
下の写真はこのクルーズで最後に見た氷山です。濃いブルーが目立っています。
今回の氷河クルーズ観光も、旅程6日目のパイネ国立公園のグレイ湖の氷河クルーズ観光、旅程8日目のロス・グラシアレス国立公園のペリトモレノ氷河観光と同様に時間がたつのを忘れるほど興味深くかつ楽しい体験になりました。
圧巻の大規模な氷河および氷山の面白い造形とコバルトブルーの素晴らしく美しいグラデーションは脳裏にしっかりと焼き付くほど印象深いものでした。
少しづつ流れる巨大な氷河は湖の先端では常に崩落が起き新たな形の壁を形成し、そのダイナミックな状況を思うといわゆる「生々流転」の感覚を覚えます。今回の旅では期待していた以上の絶景に出会えたと思います。
氷河クルーズを終えて、カラファテのホテルへ戻る途中で見た珍しい形の雲です(下の写真)。このパタゴニア独特の雲はレンズ雲と呼ばれ、上空で強風が吹くときだけに発生する特殊な雲で高積雲ということです。日本では富士山に時々現れる笠雲も高積雲です。
下の写真の雲も典型的なレンズ雲のようです。パタゴニアの各所を観光中に頻繁にこのような珍しい雲を見かけました。
旅程11日目
旅程11日目は午前中にカラファテ近郊にある氷河博物館を観光し、午後カラファテからブエノスアイレスまで飛行機で移動しました。
下は氷河博物館の建物の写真ですが、氷河の先端の氷の壁をイメージしたデザインのようです。
氷河博物館では氷河を通してパタゴニアの歴史、地質や環境を学べるようになっていて、氷河が形成される過程、氷河の分布などの展示や解説があります。特にペリトモレノ氷河の大崩落を長時間かけて撮影した映像は見ごたえがありました。
この博物館の地下にはマイナス10度のアイスバーがあります。防寒服と手袋を借りて内部に入ると氷でできたカウンターがあり、氷でできたグラスにお酒やソフトドリングを入れてもらって飲むことができます。
左下は博物館の雪の解説パネルです。その他3枚の写真はアイスバーの様子です。部屋には氷の彫刻も飾られていました。とても寒い環境でキンキンに冷えた飲み物を飲むと胃が縮むような感じがしました。
下の写真は博物館内にあるカフェの様子です。窓から見える景色は驚くほどの絶景です。
下の2枚の写真は博物館の外に出て周辺の風景を写したものです。
この氷河博物館の外で周囲の絶景を動画で撮影しました。
この日の昼食は下の写真のレストランでいただきました。
前菜はチーズを焼いたもの、メインは魚料理、デザートはパタゴニアでおなじみのキャラメル・プリンでした。
昼食後は空港へ行き約3時間かけてブエノスアイレスまで飛行機で移動しました。これでたくさんの色々な絶景を楽しんだパタゴニアの観光はすべて終了となりました。
この旅行記は「パタゴニアの絶景を巡る旅(7)」へ続きます。