はじめに
9月下旬に8泊10日でスウェーデンのラップランドとノルウェーのロフォーテン諸島を巡る旅へ行ってきました。この記事では旅程6日目のロフォーテン諸島の国立景勝ルート(E10)のドライブ観光の様子をご紹介します。
旅程6日目
この日は1日かけてロフォーテン諸島の絶景ルートであるナショナル・ツーリスト・ルートE10をバスでドライブし、ヨーロッパの美しい村30選に選ばれた村レーヌとロフォーテン諸島最西端の村オーを訪れました。スヴォルヴァーからオーまでは車で約2時間半かかります。
ロフォーテン諸島を横断して島々を渡って行って、数々のフィヨルドや村々の絶景を見るドライブでしたので、お天気は是非晴れて欲しいと期待していましたが、少し残念なことに曇りがちなお天気になってしまいました。それでも美しい風景はそれなりに堪能することができました。
ドライブでの観光ですので、バスの車窓から見る風景が中心になります。そのため道中でたくさんの動画を撮影しました。
朝スヴォルヴァーのホテルを出発してすぐの頃の港と市街地の様子を動画に撮りました。
次に6本の風景動画を掲載します。
最初の動画にはすがすがしい朝日に照らされた美しい海と紅葉の群生が写っています。
次の動画にはフィヨルドと山と紅葉の絶景が写っています。
下の写真には少し分かりにくいですが、真ん中付近にフィヨルドを横断する白い橋が写っています。見て分かるように橋の中ほどは高さが高く作られていて、その下を船が往来できるようになっています。

見晴らし台で写真ストップ
バスは見晴らし台で一時停車して写真撮影の時間が設けられました。雄大な山を眺望する絶景の場所でした。この場所にはたくさんの中国人観光客も来ていました。

教会がある丘の展望台で休憩
次にバスは再現された大きなバイキングの家が遠くに見える丘の上に登ってしばし休憩しました。その丘には教会があり、そこからは周囲が見渡せるようになっていて綺麗な風景が連なっていました。

下に周囲を見渡した時の風景の動画を掲載します。
展望台を後にしてバスはさらに西へと進んでいきました。
途中、道路工事のために運悪く渋滞に巻き込まれてしまいました。

渋滞で停車していた場所のすぐ横の海岸にはたくさんのロルブーが並んでいました(左下の写真)。右下の写真にはタラを干す棚が見えていました。

渋滞を抜けてバスは進んで行きました。
次に車窓からの風景の動画を3本掲載します。
次の有名な写真ストップの場所ではスペースがなく少し先の場所で一時停車することになりました。その時の様子の動画を次に掲載します。
下の写真が一時ストップした場所からの風景です。足元の草が赤く綺麗に紅葉していました。


バスは再びフィヨルドの絶景の中を進んでいき、いくつかの村を通過していきました。

とても漁村らしい風景になってきました。
レーヌ
バスは、ヨーロッパの美しい村30選に選ばれ、ノルウェーで最も美しい村と言われるレーヌへ入ってきました。レーヌはロフォーテン諸島のモスケネス島にあり、昔から漁村でしたが地域・行政の中心だそうです。人口は300~400人で現在は観光業が盛んだということです。

バスはいよいよロフォーテン諸島の色々な観光案内で最もよく使われる代表の写真スポットを通過していきました。
その時の様子を下の動画でご紹介します。撮影スポットには大型バスが止められる場所がなかったので昼食後、徒歩でそこまで歩いていくことにしました。
レーヌの村のレストランで昼食をとりました。

タラが乗ったサラダ、ビーフシチュー、そしてアイスクリームとパイのデザートでした。どの料理もとても美味でした。


ところで今回の現地ガイドさんはタヒチ出身の女性でしたが、タヒチとロフォーテン諸島には共通点があると言っていました。海から直接聳える山々やサンゴ礁などです。
驚いたのはサンゴで、冷たい海に育つ品種があるとのことで、その実物をもってきて見せてくれました(左の写真)。
最高の写真スポット
昼食後は、レーヌの最高の写真スポットへ皆で歩いて向かいました。その場所は道に沿って簡単な展望所のように整備されていました。少し残念なことにこの時点では青空は隠れてしまっていました。このようなどんよりとしたお天気ですので北極圏の村という雰囲気はよく伝わると思います。
フィヨルドから直接に聳える山々とフィヨルドを囲むように建てられた沿岸の可愛い家々がとても素敵です。


展望所は細長い場所でしたので色々な角度から絶景を眺望できるようになっていました。

レーヌの素敵な絶景を楽しんだ後は、またバスに乗りロフォーテン諸島のさらに西の端にあるオーという村を目指して進んで行きました。

レーヌからオーに行く途中で車窓から見た風景の動画を2本掲載します。
オー
オーはモスケネス島の最西端に位置している伝統的な漁村でタラの干物の生産で知られていましたが、現在では観光業も盛んになってきているそうです。世界でただ一つの干しタラ博物館があるそうです。
下の写真は駐車場から村の中心の方向へ歩いていく時の様子です。

右下は村の中心部付近です。

オーという村の名前はアルファベットのAの上に〇が付いた一文字で表されます。左下の写真に写っている看板にその文字が表示されています。この看板は観光客の記念撮影の人気の場所になっていました。

この観光地にもたくさんの中国人観光客が来ていたのが印象的でした。
小さなオーの村を散策した後、バスで一路宿泊先のスヴォルヴァーへの帰途に就きました。
帰りの道中でバスの窓から6本の動画を撮影しました。
最初の動画ではフィヨルドと紅葉の美しい風景が写っています。
次の動画では、スヴォルヴァーとレクネスの中間地点あたりののどかな郊外の風景が写っています。
次の動画には海上の水平線の向こうが夕焼で赤く染まった情景が写っています。
最後の動画では、夕方のロフォーテン諸島の青白いシルエットと綺麗な紅葉の群生が心地よいコントラストを醸し出していました。
夕方にスヴォルヴァーの街に帰ってきました。その日の夕食はフリーでしたので、街中のイタリアンレストランで平べったいパスタのタリアテッレをおいしくいただきました。街には中華料理がおいしいお店もあるということでした。

ホテルの部屋に戻る前に周辺で夕暮れ迫る海を撮影しました。この時間になると周りはすでに静寂に包まれていました。

この旅行記は「北極圏の絶景ロフォーテン諸島への旅(5)」へ続きます。