団体ツアーあるある(8)

はじめに

国内・海外旅行が趣味で数十年ほど前から色々な団体ツアーや個人ツアーを楽しんでいます。団体ツアーに参加すると旅行そのものの体験と同時に団体ツアーならではの面白くて興味深いことがらに色々と遭遇することになります。

この記事ではこれらの興味深い実際の体験を「団体ツアーあるある」としてご紹介していきます。

11.スーツケース

国内・海外旅行では最もお世話になるのがスーツケースだと思います。何度も使うものですし、個性が現れるものなので購入するときは皆さんサイズ、機能、メーカー、色など慎重に選んでいると思います。

団体ツアーに参加し、参加者のスーツケースが一カ所に集められているのを見ると本当に好みが多種多様であると気づかされます。

スーツケースのサイズ

同じ日数の旅行に参加するのになぜかかなり大型のスーツケースからかなり小型のスーツケースまでとにかく色々です。ご婦人の方はおしゃれのために洋服や靴など荷物が多めになることは理解できますが、男性でもかなり大きなスーツケースの人も多く見かけます。

大型のスーツケースを使う人の中にはお土産をいっぱい買いたいからという人もおられます。

私自身はとにかく機動性を重視して常にかなり小型(機内持ち込み可能)のスーツケース1個で参加します。これは旅行の日数には関係しません。最小限3~4日分の持ち物があれば服などは洗濯することで旅程が1~2週間に伸びても大丈夫です。清潔に保てればよしということでおしゃれは最初から諦めています。

実際自宅にはこの小型サイズの色違いのスーツケースが2個しかおいてありません。

個人旅行では、さらに極端になり1週間程度の海外旅行でも普通サイズのリュックサック一つということもあります。ただし荷物が少なすぎるとの理由で各国の税関で特別な細かいチェックを受けることもあります。

海外旅行を始めたばかりのころは、スーツケースのカタログの案内に従って何日間宿泊用ということで結局かなり大型のスーツケースを使用していました。

大型スーツケースですと旅行中とにかく各所で取り回しが悪く1年程度で使うのが嫌になってしまいました。それに多くの場合ケースの中で少ない荷物が暴れ回っていました。それ以降スーツケースは小型に限るということにしました。

スーツケースのベルト

数十年前はスーツケースには必ずベルトが必要だと言われ、スーツケースを購入するときにはベルトも合わせて購入したものです。

おもな理由は空港などでスーツケースのロックが壊れて途中で開いてしまうのを防ぐためであるとか、悪い人に簡単に開けられて中身を盗まれないようにとか言われていました。

しかし現在国際空港で見渡せばすぐに分かりますが、スーツケースにベルトをしているのは世界でもほぼ日本人だけのようです。現在のスーツケースはファスナータイプのものも増えていて突然開いてしまうこともないようです。

今でもベルトをしている日本人に聞くと「自分のスーツケースが見分けやすいから」という理由が大半のようです。

私もこのような理由から数年前までベルト派でしたが、スーツケースを閉めるときやホテルの部屋で開けるとき、空港などで何らかの理由で一時的に開かなければならないときはそのたびにベルト脱着がとても面倒でした。

また長く使っていると空港などでどす黒い油汚れが付着し、触るとそのたびに手が汚れるという不快な事態にもなっていました。

数年前にベルトをやめてからはとても開け閉めが簡単になりました。もう二度とベルトは使用しないと思います。

欧米人や一部の日本人の間では目印としてベルトではなくバンダナを括り付けているのをよく見かけますが、やはりどす黒い油汚れなどで汚れるのではないかと心配になります。

自分用の目印としてはスーツケースのほぼすべての面に100均ショップで買った小さいが特徴的なシールを張っていますので自分のスーツケースは遠くのほうからでも簡単に識別できます。

12.お土産

数十年前海外旅行などがそれほど一般的ではなかった時代には、海外旅行へ行ったら必ず現地の珍しいお土産を買って帰って来たものです。家族やお友達などにそのお土産を渡しながら旅行の話をするというのがお決まりのコースでした。

昔参加したヨーロッパツアーでは、フランスでお土産を買いすぎてお土産だけのために追加で大型スーツケースを購入した人もいました。

近年になって多くの人がこぞって旅行に行くようになり、また一人の人が一年に何度も行くようになったり、また海外通販で大概のものがネットから手軽に買える時代になったことでお土産の習慣が少し変わってきているように思います。

私も最近ではお土産は特には買わないという方針にしました。ある海外ツアーに参加したときにやはり毎回は特にお土産は買わないという人も見かけるようになりました。

お土産が必要なければ、お土産を買うためにいつどこに行くかとか、なにを買うかとか、何に入れて持ち帰るかなどということを気にする必要がなくなります。その分本来の観光を十分満喫することができます。

現在でも特にご婦人で、団体ツアーでの旅程中いつもお土産のことを考えて心配している人がいます。この人にはこれ、あの人にはあれなどと苦労して算段しています。そして幸運にも旅程の前半で早めにお土産の購入が片付いてしまった場合は、「これで安心して観光ができるわ!」と喜んでいました。

人によって、たかがお土産されどお土産ということでしょうか。

13.お天気

観光旅行にとってお天気はとても重要な要素です。

観光中お天気が良ければ明るい光にあふれた美しい景色を堪能することができますし、風もさわやかでとても気持ち良い時間を過ごせます。

一方雨に見舞われると、空も周りも薄暗くなり、傘やレインコートなどが観光の邪魔になりさらに足元も濡れて歩きにくくなります。風光明媚な場所も台無しで景色よりも足元を見ながらの観光になります。

写真撮影も、カメラが雨に濡れないように気を付けながらの窮屈な撮影を強いられ、もともと光量が足りず良い写真は全く期待できません。

お天気によってまさに「天国と地獄」に分かれます。

今まで数えきれないほど参加した団体ツアーでは思い返してみると雨に見舞われた経験は非常にまれです。その理由は団体ツアーではそもそも観光地が乾季の時、お天気が落ち着いて良い時期にツアーが設定されているからだと思います。

もしも運悪くお天気が崩れても例えば5,6日の旅程の内1,2日程度曇りや小雨という程度で済むことが多く、結局傘を取り出すまでには至らないことが多いです。

その反対に旅行中すべての日で好天に恵まれることのほうが多く、例えば昨年の初夏に行ったオーストリア、スベロニア、クロアチアを巡る8日間の観光旅行では全日晴天で少し雲を見たのは1日だけという最高のお天気に恵まれました。

なお、個人旅行でも事前に長期予報を細かくチェックしたうえで日程を決めて出かけますので旅行中にお天気が崩れることはあまりありません。

ただし、日にちがあらかじめ決まっていて動かせない場合、例えば年末年始を海外で過ごすなどの場合はお天気は運に任せるしかありません。

何年か前、個人旅行で台湾で年末年始を過ごしましたが、台湾はもともと年末年始は雨期に当たり予想通り悪天候の中の観光となりました。旅程中前半は小雨、後半は豪雨となりました。

特にジブリ映画「千と千尋の神隠し」で有名になった九分を観光した時にはまさに遊歩道の石段を滝のように雨が流れ落ちるほどの豪雨でしたが、その時は歩くのが難しいほど大勢の観光客でごった返していて、みな悪天候の中、開き直って精いっぱい観光を楽しんでいました。観光客のたくましさ、エネルギーに圧倒されました。

ところで、団体ツアーで訪れたときに運悪くお天気が良くなくて風景が綺麗に見えなかったときは、また日を改めて再度同じ場所を訪問することもあります。中国の武陵源は最初に訪れた時は曇り空で霧がかなり出ていて遠くが全く見えなかったので、数年後に再び訪れ、今度は晴れた日の素晴らしい景色を堪能することができました。

14.トイレ

団体ツアーの場合には観光中に必ず1~2時間ごとにトイレ休憩が設定されています。最近のツアー客にはシニアの方々が多いのでこれはありがたい慣例だと思います。

個人旅行の場合には自分たちでそのタイミングに気を付けていなければなりませんし、またより清潔なトイレがどこにあるかもあらかじめ把握しておく必要があります。

観光バスで長距離を移動中に、緊急の場合にはバスの後部に付いているトイレを利用するができるとうたわれていますが、実際には当日ガイドさんからトイレはできるだけ使わないで欲しいと言われることがよくあります。

バスの運転手さんも緊急の場合にはバスのトイレではなく街道沿いのガソリンスタンドなどに設置されているトイレに連れて行ってくれることのほうが多いようです。

やはりバスについているトイレの性能や容量の関係で多くの人がそれを使うようには想定されていないようで、ひとりの人が使うとつられてさらに数名が使ってしまうことを恐れているようです。

ところで団体ツアーでは参加者の半数以上が女性であることが多く、トイレ休憩ではいつも女性用トイレが混み合います。

郊外のトイレでそもそも使う人も少なく、そのタイミングで男性用トイレに人が全くいない場合には、ツアーグループの男性が入口に立って「見張り」をして、男性トイレを同じグループの女性に使ってもらうことがよくあります。

このようにすればみな休憩時間を有効に使えます。中国ツアーでは今までに2,3度このようなことを体験しました。

どこの国でもそうですがそもそも女性用トイレの収容能力をもっと高めたトイレの設計をすべきだと思います。

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